ホルン奏者さんが新たに入団となりました
ホルンは金管楽器の中で最も人数が必要なパート
1st〜4thまでの4パート(4人が必要)の曲が通常ですが、最近の吹奏楽の曲はホルンが1st〜3rdの3人用に書かれている曲も多くなってきました(4人と3人では、意味合いもだいぶ違う)
吹奏楽では人数がトランペットやトロンボーンの方が多くなってる楽団もよくあります
必要な人数の割に、ホルンはやってる人が少ない?
ホルン人口が少ない理由の一つに「楽器が高額」ということがあげられます
ヤマハの一番安いホルン(フルダブル)で、実売価40万円くらいします
トランペットなら10万円以下、トロンボーンは20万円以下でヤマハの新品楽器が買えるのに比べると、やっぱり高い
あと吹奏楽で音楽始めると、ホルンよりも最初はトランペットやサックスの方が魅力的に見えてしまいがち
なので楽器を始めてはみたけれど、ホルンの素晴らしさに気づく前にやめてしまうというのはある程度仕方ないのかも
でもホルンって本当に、相当魅力的な楽器です
その音色の多様性は他の楽器と比べても別格
森の奥までこだまするような柔らかく深い音色、かと思えば雷鳴か稲妻のように響きわたるフォルティッシモ(心臓バクバクします)
レパートリーも金管楽器の中ではダントツに豊富で名曲がたくさん
一流作曲家ほどホルンを重要視してます
モーツァルト、ベートーヴェン、シューマン、ブラームス、デュカス、プーランク、リヒャルト・シュトラウスなどのソロ曲、アンサンブル曲、コンチェルト(協奏曲)があるなんて羨ましい!(トランペットには、ない)
映画音楽やドラマ、アニメの音楽でもホルンは大活躍
たしかに数十年前の吹奏楽の曲やマーチ(行進曲)とかだと、ホルンは
「目立つフレーズ少ない」
「特にマーチだと刻みの音ばっかり」
→「やってて楽しくない(つまんない)」
と思う人が多かったのは事実です(初心者さんほど旋律(メロディ)をやりたがる傾向)
最近は吹奏楽でもホルンが活躍する曲は多いですが
実は奥深い楽器だけど、初心者にはつまんなく思われがち、そして楽器が高価
てな感じで、ホルンを続ける人は他の楽器に比べると少ないのだと思います
「なんでホルンって高いの?」
管がだいぶ長い、部品数もかなり多い、作る時の工程もめっちゃ多い(←楽器は今でも職人さんの手作り工程が多い)、ので高額になります
さらに!ロータリーヴァルヴがピストンヴァルヴに比べるとコスト高、というのも追い討ちをかけるし
日本の楽器店「サウンドハウス」がプロデュースして中国で作られてる楽器ブランド「プレイテック」のホルン(フルダブル)が、なんと6万円くらいで売ってます
信じられない価格!(3年保証付きだって)
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/229371
「え!そんなに安いホルン、大丈夫?」と思われそうな、衝撃的なお値段
手に取ってよく見ると細かい部分の作りがちょっと雑だったりしますが、この金額ならそんなことはどーでも良くなるかも(フツーに吹けるし、不具合なんかもそんなに出ない)
「中国製はちょっと…どうせ買うなら国産のヤマハかな?」
知らない人多いですが、今やヤマハの管楽器は半分くらいが中国製です(同じモデルでも数年前に日本製→中国製に切り替わったものも。超高級機種は国内で作られてます)
ヤマハ以外にも日本や欧米のメーカーがしっかり品質管理して中国などで作られてる楽器、たくさんあります
金管楽器の場合は特に、購入後のメンテナンス、修理、パーツなども日本のメーカーならほぼ問題なし
ぼくが思うほど中国製品へのアレルギーなんて、ないのかな?(中国製の楽器を薦める訳ではないですけど、ここまで安いと購入の候補に入るよねー)
中高生のMy楽器を見ると、ホントに超高級な楽器が多くて驚きます(う〜ん、贅沢すぎる…親から我が子への愛なのでしょうが)
楽器もいいけど楽譜を買うとか、レッスンを受けるとか、コンサートに行くとか、そういったソフト面にもお金をかける方が、さらに良いと思います
正直、超高級な楽器を持ってて「ヘ○」な人より、安い楽器でも上手な人(あと大事にしてる人)の方が、断然カッコいい
「ホルンが高い」話が長くなってしまった(汗
秋の怒涛の本番ラッシュに向けて、クラリネットの初めてのエキストラ奏者さんに来ていただけました
美しい音色、そしてしっかりと準備をして合奏に臨む姿勢が素晴らしい(事前に写メの見にくい楽譜を送ってすみません)
明るくて楽しい人柄も素敵(毎回来てほしいー)
10/13(日)の「ナップ秋まつり(秋まつり in NAP)」への出演も決定しました
山口市黒川の「スポーツクラブNAP」にて、15:00〜15:30頃の演奏を予定してます(屋外での演奏なので、雨天の場合は出演中止の可能性あり)
トランペットのメンバーの間で、マウスピース選びが流行中
いろんなマウスピースを取っ替え引っ替え
「これは吹きやすいけど、音色がなー…」
「これはいい音出るけど、唇に当てた感じがなんか…」
「これは高い音出しやすいけど、タンギングがしづらい…」
などなど
「自分に合うマウスピースさえ見つかったら、もっと上手く吹けるはず!」
という症状を訴えるトランペット奏者が世界中で後を絶たない?
これは主にトランペット奏者がかかる恐ろしい病「マウスピース病」(ぼくも重症患者です)
治療方法は
「マウスピースはこの世に1種類しかない」
と強制的に思い込むことで、症状を多少和らげることはできます
が、現在の医学では治癒不可能と言われている不治の病(誰か助けてー)
いえ、どの楽器も大変です
実はトロンボーン奏者もユーフォニアム奏者も、マウスピースを変えては一喜一憂してたり
まぁ、マウスピース選びは楽しんでやるべし
なるほど
まったくだ
あった!
マウスピースが取り外せないトランペット
ボストン交響楽団のチャールズ・シュリューターが使ってた、モネット社の「芸術作品か!」みたいなトランペット「Raja Samadhi(ラジャ・サマディ←製作者のデイヴィッド・モネット氏はヨガに傾倒してるのでこんなネーミング)」
まったくだ
フツーの楽器の3倍の重さあるそうよ(吹いてるだけで両腕の筋トレができるトランペット)
楽団の活動とは関係ありませんが、山口市の米屋町商店街で開催される「こめこめフェスティバル」でぼく(西山)がトランペットを演奏します
2024年9月22日(日)の15:00〜15:30頃に演奏する予定です
お買い物ついでに、寄っていってください
防府ウィンドシンフォニーは秋の本番ラッシュに向けてメンバー大募集中です
お気軽に見学にいらしてください