ファミリーに人気の防府ウィンドシンフォニーです
目指せ、吹奏楽界のファミレス??
というわけでトランペット奏者の初めての見学者さんに来ていただけました!

「って何才よ!?」
とツッコまれそうです
間違えた
こちらは娘さんの突然のトランペットデビューを激写しました

トランペッターはお母さんの方なのですが、娘さんに楽器を奪われっぱなしです
でもなかなかサマになってますね
音楽は楽譜の少し先の音符をずっと目で追い続けるので、それが脳に良い影響を与えるらしく、こどもの頃からやり続けると頭脳明晰になるそうです
「ピアノを習わせるのは塾に通わせるよりも頭が良くなる説」
も、あながちウソではないのかもしれません
確かに吹奏楽部員はどこの学校でも、だいたい偏差値高めの人が多いような気がする
(「この子は成績が学年トップなんですよ〜」とか)

何かを発見したのか?それとも世界初の「ベルから吹く奏法」を編み出せるか?
大人では思いつかない持ち方です
夏休み楽器体験コーナー!みたいなので、初めてホルンをこどもに持たせたら、ベルを頭の真上にして持つのを見たことがあります
「斬新!」
と思ったけど、固定観念にシバられるのは良くないのかも、と勉強になりました
実は「角笛」が人間のDNAに刷り込まれていたりして??
「いや、角デカすぎ!」

また親子で(?)ぜひトランペットを吹きに来ていただけるとうれしいです
「しばらく楽器にさわってないからなー」
と、ブランクを気にしているような方も多いと思いますが、リハビリ(?)を兼ねてドーンとまずは楽団に来てみてください
「家でしばらく練習してから行こうかな…」
それも良いのですが、とりあえず演奏する環境に自分を置いた方が手っ取り早いです
ぜんぜん音が出なくても恥ずかしくなんかありません
家でちゃんと練習するのって、実はけっこうハードル高かったりします
月に4回ですので、それをキッカケに練習する意欲が湧きます
呼吸を必然的に多く使うので(有酸素運動?)、心身ともに健康になります

小さいお子さんや楽器を演奏しないお友達と一緒に来ていただいてもまったく構いません
秘密クラブ(?)ではありませんので、オープンな雰囲気です
メンバーも話しやすくて楽しい人達ばかりです
そうだ
今回は合奏時の並び方を少し変えてみました

吹奏楽団やオーケストラの楽器配置(並び方)は色々なやり方がありますが、いつも同じ並び方にしてると「根」が生えるらしく、変えようとすると何かと理由をつけて反対する人を見かけることがあります
防府ウィンドシンフォニーのメンバーはそんなことは一切言わず、今までと違う並び方も楽しんでくれる「柔らか頭」の奏者たちなのが素晴らしいです

「これが絶対」
という楽器配置などはなくて、曲やその時のメンバーや演奏する場所などによって「より良い」並び方を常に模索した方がいいと思います
とは言え、特にコンサートホールではちょっと楽器の角度や座り方を変えただけで、響き方が激変することもあります
並び方ひとつ取っても奥が深くて難しいです

オーケストラ(や吹奏楽)で主流の、低い音の楽器をステージ向かって右側にまとめて配置するやり方は、指揮者のストコフスキーが始めて20世紀中頃に世界的に定着したと言われています
それまでは1stヴァイオリンと2ndヴァイオリンが左右に分かれるような並び方が主流でした
(低い音の楽器は、ステージの「奥」の方)
ステレオ録音のLPレコードとそれを再生できるオーディオが、主に欧米の家庭で普及し始めた1950年代頃と重なるのですが、オーケストラの音楽を家で聴く人が、
「右と左のスピーカーから違う音が聴こえる!」
という、わかりやすい驚きを狙った意図も当初はあったのだと思います
(それまではモノラル録音のSPレコードでした)
1stヴァイオリンと2ndヴァイオリンの違いよりも、「高い音!」と「低い音!」の違いの方が、初期ステレオ時代の貧弱な機材でもより分かりやすかった、ということです
その前にそもそも
「家で音楽が聴ける!」
こと自体が衝撃的だった時代なんだと思います

左のスピーカーからヴァイオリンなどの高い音が聴こえて、右のスピーカーからチェロやコントラバスなどの低い音が聴こえるのは、誰にでもわかる上それまでにはない経験で
「いやー、新しく買ったステレオ(オーディオ)は全然音が違うよー」
などと自慢していたことでしょう
モノラル(1ch)とステレオ(2ch)では、音が高いとか低いとか以上に、聴こえてくる臨場感がまるで違います
最近は5.1chやらなんちゃらサラウンドやら色々とありますが、スピーカー「1つ」と「2つ」の違いほどの劇的な感動はありません
というか音楽を聴くのはイヤフォンやスマホで十分、という人の方が多くなってしまいました

もっと昔は家でお手軽に音楽を聴くなんて事はほとんどなくて、フツーの人の音楽の楽しみといえばせいぜいシンプルな民謡を歌ったり、その国や地域のちょっとした楽器で簡単なアンサンブルのようなことをする人がいた、程度だと思います(日本だと三味線とか?)
ヨーロッパの裕福な家庭だと、ピアノやヴァイオリンなどを家族や仲間と楽しんでた人もいたことでしょう
今の状況ってある意味その時代に回帰しているではないか!
音楽を家でただ聴くのも良いですが、自分で演奏するのってさらに「最高!」だと思います

(ロック)バンドとかピアノとか吹奏楽が普及して楽器が身近になって、仲間内で気軽に演奏を楽しめるとても良い時代です
プロみたいにめちゃめちゃ上手く演奏できなくても、聴くのと自分が演奏するのとでは大違いです
カラオケも楽しいですが、楽器はまた違った楽しさがあります
はい、みなさん思い立ったら楽器を片手に防府ウィンドシンフォニーへようこそ〜
(教祖かっ)
