とまではいきませんが、トランペット奏者が総勢7人も集まって壮観!(人数新記録)
輝かしくて厚みのあるサウンドが室内に響き渡ります(大人数トランペット、ほんと好き)
A.ハチャトゥリアンの「交響曲第3番 ‘交響詩曲’」やるとしたらトランペット奏者が計18名必要なので、まだまだ来てください〜
今回はトランペット奏者さんが楽団の見学に3人も来ていただけました
みなさんとても素晴らしい音色
しかも初見でいろんな曲をバンバン吹いてくれます
「(5月の本番に出演してくれないかな〜)」という「圧」が、隠そうとしても滲み出てしまう自分(反省
その「圧」に応えてくれて(?)、20代男子(貴重な人材)トランペッターさんが出演してくれるとな!
歓喜
一人の力がホントに大きい(助かる〜
今回は見学者さん、エキストラ奏者さん、メンバーのご家族、未来のメンバーなど、総勢23名が練習に参加してくれました
これも新記録!
いろんなことでワチャワチャして、久々に来ていただいたエキストラ奏者の方々に気が回らずすみません
ホントはお茶でも出して差し上げたいところ
以前はあった飲み物の自動販売機が、すべての公民館からいつの間にか撤去されてる(熱中症で搬送される人、年々増えてるのに。予算削られた?)
これからの気温が高くなる季節、室内での熱中症にも気をつけねば(楽器を演奏すると喉が渇く
コンビニやお店が近くにない公民館がほとんどなので、意外と飲み物の確保がむずかしい(練習は長いのだ)
災害用も兼ねてウォーターサーバーとか置いてくれるとうれしいけど(予算削る場所、違う気がする…
Myボトルを持参するしかないか…
防府でやってた「沖縄フェア」みたいなので買った「さんぴん茶」
初めて沖縄に行った時に、いたる所でどのお店でも自動販売機でも売ってる「さんぴん茶」なるものが
気になって恐る恐る買って飲んでみたら、フツーに美味しいジャスミン茶(めちゃめちゃ濃いドクダミ茶みたいな味なのかと勝手に思ってた
沖縄では定番な飲み物だけあって、たしかに暑い時や夏に合いそうなドリンク(フレーバーティーはイライラにも効くそうですよ)
昔、中国から琉球(沖縄)に渡来した「香片茶(シャンピェンツァー)」が「さんぴん茶」になったのだそう
フルート奏者さんの家にあった古いトロンボーンのリペア(修理)が仕上がってきた
ちょっとしたハンダ外れや、コルクやバネやゴムといった細かい消耗部品も全部新調されて楽器としてよみがえった!
見た目はヴィンテージ感漂う楽器だけど、なんだかいい音出るからちょっとビックリ(Nikkanの楽器って、実はスゴい?)
ベル径が小さめだからか、ベルフレアはやや太めに見えるテナートロンボーン
(銀色の)洋白材を使ってないAll Brass製(ぜんぶ真鍮でできてる)の楽器って、よく鳴るという点では最右翼なのかも(昔のBengeのトランペットや、今のヤマハエリックミヤシロモデルとかもAll Brass製)
最新の楽器も好きだけど、古い楽器も現代のものでは出せない味わいみたいなのがあって好きです
わぉ!トロンボーン三重奏
トロンボーンはキリスト教で「神の声」とされていた楽器
その荘厳な響きによって神聖な楽器とされ、昔の作曲家たちは宗教音楽以外にはトロンボーンをあえて使いませんでした(西洋音楽はキリスト教とは切っても切り離せない関係)
その神聖な楽器トロンボーンを教会でのミサ曲などではなく、いわゆるコンサートなどで演奏する(世俗的な)曲で初めて使ったのはベートーヴェン
交響曲第5番「運命」(♪ジャジャジャジャーーン♪ でお馴染み。1808年初演)は第4楽章冒頭で、突如3人のトロンボーンが響き渡ります
(第1楽章〜第3楽章までは、トロンボーンはずーっとお休み)
オーケストラでの楽器の使い方、(大袈裟ではなく)音楽の歴史が変わった瞬間
(その後「第九」で「歌」をオーケストラ音楽に初めて取り入れた革新者、ベートーヴェン)
今の感覚で聴くとオーケストラでトロンボーンが聴こえるのなんて極フツーですが、
「あの神聖なるトロンボーンを(教会じゃなく)コンサートで使うなんて!おー、神よ」
みたいな、驚きと斬新さがあったのだと思います
(「神への冒涜だ!」とか、批判もめっちゃされたことでしょう
急にNHKのクラシック音楽番組みたいになってしまった(あんな退屈な番組よりこの文章の方がマシだけどー)
ベートーヴェンって、しかめっ面で堅苦しいイメージですが、音楽は随所にちょっとしたユーモア(とかギャグっぽい箇所も)があって、だいぶお笑いにも長けた人だと思います(高校生くらいまではちっともいいと思わなかった
そして何度聴いても、イマイチわからなかったり謎の部分も多いです
(作品番号とか小節数とかの数字にロジックが組み込まれてたりしてて、音楽学者とかでもいまだに解明してない部分多そう
何百年も後の人類に向けた、壮大なクイズ??)
こどもの頃キライだった食べ物が好きになることもあるように、音楽もたまにちゃんと聴くと新発見があったりして以前より好きになること、結構あります
クラシック音楽は一番「食わず嫌い」になりやすい音楽(たまには聴いてみましょう)
トランペットもヨーロッパでは神聖な楽器とされていて、聖書の中では天使(ガブリエル)が吹き鳴らしたりします
天使がトランペットを吹いてる置物や絵、見かけますよね
天使にもランク(階級)みたいなものがあるそうで、「セラフィム」や「ガブリエル」は一番階級が高くて、「エンジェル」は階級が低い(けど人間に一番親しみやすい)天使なんだそう
日本ではトランペットはどちらかと言うとジャズ、演歌、野球応援、はたまた競馬のファンファーレ
ってイメージ?
競馬のファンファーレを演奏すると、こっちの思ってる3倍くらいウケが良いです(学校の吹奏楽部でほとんどやらないのは、やっぱりギャンブルに関係するからブレーキかかるのかな?)
競馬好きはファンファーレを聴くと、そうとう興奮するらしい
自分が大金を注ぎ込んだレースが始まる直前に鳴り響く、高らかなトランペットの響きに震え上がるのでしょう
以前に競馬のファンファーレだけを吹きたくて、(初心者で)トランペットのレッスンに来てた生徒(大人)がいました(レッスン中も競馬の結果を気にしてた…
ファンファーレで最も偉大な作品はおそらく、アメリカの作曲家アーロン・コープランド(Aaron Copland、1900年〜1990年)が1942年に作曲した「市民のためのファンファーレ(Fanfare for the Common Man)」です(4分くらいの曲)
↓は日本でのテレビ放送の録画と思われますが(音質は良くない)、超満員のカーネギーホールで演奏するニューヨーク・フィルハーモニックのあまりに壮大で完璧な演奏に度肝を抜かれます
「市民のためのファンファーレ」はスティクス(Styx)、ローリング・ストーンズ、エマーソン・レイク・アンド・パーマー(ELP)といったロックバンドも作品に取り入れています
「喇叭を吹く(らっぱをふく)」という言葉は「ほらを吹く(ウソをつく、大きなことを言う)」と同じ意味でも使われるそう(今の言葉だと「盛る」?)
ほら吹きの「ホラ」は、法螺貝(ほらがい)の「法螺」
唇を振動させて吹くのは金管楽器と同じ
海にある天然のラッパみたいなもんですな(吹き口は別でちゃんと作るそう)
ホラ貝は仏教の仏具として、修験者(しゅげんじゃ)や山伏(やまぶし)が野獣や魔物を追い払うためにも吹くのだとか
奈良の東大寺で毎年3月に行われる1270年以上続く伝統行事「お水取り」でも、法螺貝が吹き鳴らされます
(防府市にあるアジサイで有名な阿弥陀寺は、奈良の東大寺とゆかりの深いお寺)
ホラ貝の内部は円錐形(だんだん太くなる)の管(がグルグル巻かれた状態)になってるので、なるほど金管楽器に近いわけですね
↑はトロンボーン奏者のスティーヴ・トゥーレ(Steve Turre)が、大小様々なホラ貝(Shell)を「楽器」として素晴らしく吹きこなすライヴ演奏(お遊びじゃなく楽器として完全にモノにしてる)
驚異的!(もちろんトロンボーンもめちゃ上手いです)
トランペットの世間のイメージはともかく、みんなで小倉競馬場にでもファンファーレ吹きに行くか〜(勝手には吹かせてくれないよね)
防府ウィンドシンフォニーは、ゴールデンウィークの5月4日(土)は練習お休みです
次回の練習は5月11日(土)になります
↓楽団の活動とは関係ありませんが、ぼく(西山)がトランペットで出演するコンサートのお知らせです
5月12日(日) 13:00開演
会場:蛍遊苑(けいゆうえん)下関市長府侍町2-6-45
定員は100名までで、チケットは2000円
蛍遊苑(けいゆうえん)は長府製作所の創業60周年を記念して2014年に建てられたそう
武家屋敷や土塀(どべい)といった風情ある城下町長府にふさわしく、敷地内には日本庭園や茶室もあります
木造平屋、瓦葺(かわらぶき)で漆喰壁(しっくいかべ)という、コンクリートで無機質なよくあるコンサート会場とは一線を画す造り
今年の元日にあった能登半島地震の被災地支援チャリティJAZZコンサートです(名前も写真もチラシに載ってませんが、ちょっとだけ出演します)
和スイーツや美味しいケーキがいただけるカフェもありますよ
トランペットとトロンボーン(とホラ貝)の話ばかりになってしまった(汗
防府ウィンドシンフォニーはトランペット奏者が何人来ていただいても大歓迎ですが、木管楽器奏者の方ももちろん大歓迎でお待ちしてます
お気軽にお問い合わせください
楽しい楽団ですよ