アルトサックスの初めての見学者さんに来ていただけました

深みと色のある音が素敵
サックスって「いい音〜」って感じの音を吹いてくれる人、なかなかいない

渡した楽譜を初見でバンバン吹いてくれて、頼もしい
また来てくれるとのことで、うれしいです

2025年5月11日(日)に「道の駅 ソレーネ周南」の11周年祭に出演することになりました
周南市(しゅうなんし)は防府市のとなり

駐車場の反対側には「夜市川」というきれいな小川が流れてて、5月だと水遊びもできそう
夜市川←「よいちがわ」って読むのかと思ったら、「やじがわ」って読むんだそう

石段ですぐに降りることができます
夜市川の上流方面に車で5分くらい行くと「湯野温泉」という小さい温泉街があって、温泉宿や日帰り温泉もあります

湯田(ゆだ)温泉じゃなくて、湯野(ゆの)温泉です

大きな屋根のある道の駅で、たぶん↑のあたり(屋根下広場)で演奏することになりそう
雨だったとしても演奏できる!(←コレ重要)

周南市ですが防府市寄りにある道の駅で、防府市中心部から車でだいたい20分くらい

近くの藤井牧場でその日の朝、搾りたてのミルクを使ったソフトクリームがあるそうで、気になる
気になるなら、行けばいいじゃん(自問自答)

1週お休みがあったので、ひさしぶりの合奏
新曲の「アロハ・エ・コモ・マイ」と「Jupiter(ジュピター)」の楽譜を配布
「アロハ・エ・コモ・マイ」はハワイを舞台にした、ディズニーの「スティッチ!ザ・ムービー」のテーマ曲

「アロハ」=「こんにちは」
「エ・コモ・マイ」=「ようこそ(おいでませ?)」
みたいな意味のハワイの言葉

ハワイではお店の入り口に「E Komo Mai」って看板がよくあるそう
曲中「♪ア ロ〜ハ〜♪」と同じメロディで「♪オ ハ〜ナ〜♪」って歌われてますが、「Ohana(オハナ)」はハワイ語で「家族」って意味

日本語の「お花」に似てておもしろい
「Jupiter(ジュピター)」は吹奏楽版の楽譜がたくさん出てますが、Little Glee Monster(リトル・グリー・モンスター)の2018年のヴァージョンを元に編曲されたロケットミュージック社の楽譜を選びました
イギリスの作曲家グスターヴ・ホルスト(Gustav Holst 1874年〜1934年)のオーケストラ曲「組曲 惑星」の4曲目「木星」の真ん中あたりのメロディ
イギリスの愛国歌やイングランド国教会の聖歌にも採用されてたり、その部分だけで曲として独り歩きするくらい有名なメロディ
日本では2003年に平原綾香のデビューシングルとして日本語歌詞をつけて発売されたのがヒットして、その後もいろんなアーティストにカバーされてます
moll(短調)とdur(長調)を行ったり来たりするような、どっちとも取れるようなメロディって、奥行きがあって人々の心の琴線に触れます
A.ボロディンの「ダッタン人の踊り」の有名な旋律もそう
長調、短調とか言うよりは「旋法(せんぽう)」的なメロディとも言えます

「旋法」は古代ギリシャからバロック時代以前まで使われてた、ヨーロッパの古い「音階のパターン」みたいなものです
J.S.バッハなどのバロック時代以降は、長らく長調、短調などの「和声」を元に作られた音楽が中心になります

「旋法」は「mode(モード)」とも言われます

マイルス・デイヴィスが1950年代後半に取り入れたモード・ジャズは、それまでのコード(和声、和音)主体の音楽から飛躍してさらなる自由度を得ます(欠点もある)

和声的な曲と旋法的な曲、境目は曖昧(あいまい)ですけど
ジャズだけじゃなく、よく耳にするヒット曲や有名曲には「モード=旋法」的なメロディが時々あります

この「Jupiter(ジュピター)」のアレンジは、ユーフォニアムのソロが2回も出てくる(1回目と2回目は似てるけどビミョーに違ったりする)
初見ではなかなか上手く吹けなくて、合奏後も1人残って特訓

ユーフォニアムってそんなにしょっちゅうソロが出てくる楽器じゃないし、なかなかないチャンス
「Jupiter(ジュピター)」にはフルートのソロも出てきます

「アロハ・エ・コモ・マイ」の方はトロンボーンとトランペットにソロが
こちらは演奏しやすく書かれてて、2回目はsoli(ソリ = 1人じゃなくて複数人でやる)になります

全体にミュージックエイト社のアレンジがイマイチで、今回は夜な夜な手書きで音符を修正しまくって、その楽譜を最初から配布

ジャズやポップス曲はスラーが1つズレたりするだけで、一気にダサくなる(曲の作りがシンプルなので)
全パートの楽譜を修正したら、所要時間3時間超(ふぅ〜)

アレンジにイマイチな箇所があると練習中ずーっと気になるけど、これでこの曲はひと安心
吹奏楽の出版社とアレンジャーの質がもっと向上してくれることを祈る

「アロハ・エ・コモ・マイ」はハワイ風な曲ですが、ボンゴとティンバレスが活躍したりなんだかカリブ海テイスト
本物の「ハワイアン」な感じではありません

日本人だけじゃなくてアメリカ人もそんなこと気にしない、ってことか
なんとなく「南国」っぽければOK、なんでしょう(ハワイの人が聴いたら「ハワイちゃうしー」って感じで、絶対気になる)

4月からの新年度の予定がわからない人も多く、5月の本番に出演できるかどうかまだわからないメンバーも
プログラムを決めるのが難しいけど、早めに決めなければ

春は別れと出会いの季節
ぜひ防府ウィンドシンフォニーで一緒に楽器演奏を楽しみましょう
お気軽にご連絡ください
