メンバーのクラリネット奏者くんが、アンサンブルの楽譜を持ってきてくれました
YOASOBIの「夜に駆ける」を、クラリネット四重奏用に編曲した楽譜です
クラリネット奏者が4人いないので、他の楽器を含めてひとまず合わせてみました
ほとんどお休みの小節がないので、金管楽器で演奏すると結構しんどいです
唇がぶしゅぶしゅになりながらも、なんとか通してみました
流行りの曲の楽譜が、すぐに編曲されて安価で手に入るようになってきました
楽譜のデータをダウンロードして、プリンターがなくてもコンビニなどで楽譜を印刷できます
出版社などの、楽譜を「提供する側」も増えてきて、人気曲は複数の編曲から選ぶことができる場合もあります
軽めの曲の吹奏楽用楽譜は、以前はミュージックエイト社、ほぼ一択だったのですが、2006年頃にウィンズスコア社が参入してからは、出版社の他にも編曲した楽譜を個人で提供するような人も出てきて、少し各社間で競争するような感じが出てきました
特に良くなったのはコンデンススコア(簡易的なスコア)からフルスコア(すべてのパートが書かれているスコア)で出版されるのが当たり前になってきて、演奏する側は練習の効率を上げられるようになったことです
(フルスコアになったのは楽譜作成ソフトが普及した影響も大きいと思います)
例えばコンデンススコアしかない場合、指揮者は
「そこの2ndホルン、なんの音?」
とか、いちいち確認したりしないといけない場面が多かったのですが、フルスコアの場合見ればすぐにわかります
なんの音か聞かれたときに、それが実音Desだった場合、
「Desです。」
って言うのが恥ずかしかった、です…
楽譜の選択肢と調達する手段が増えて、手間が掛からなくなったのはとても良いことだと思います
肝心の「音楽の質」は、人間がやることなのでそうそう変わりません
良い音楽、良い楽譜を見極めるのは、いつも難しくて時間が掛かります
吹奏楽の場合は特に、有名曲、有名作曲家、有名編曲家でも、残念ながらイマイチなものが含まれるので、選ぶのには気を遣います
楽譜の中のミスプリント(音符の間違いなど)も、相変わらずたくさんあります
商業主義が入ってくるのは多少は仕方のないことですが、演奏者と聴衆を裏切らない楽譜が増えてくるといいな、と思います
(出版社がものすごく大変なことも、もちろんわかります)
アンサンブルコンサートは2021年の5〜7月くらいに開催する予定ですが、その前の2021年3月に、楽団の2度目の本番が入るかもしれません
となるとあと3ヶ月、12回くらいの練習で本番、ということになります(汗
本番ばかり多すぎるのは良くないですが、適度に人前で演奏する機会があると、演奏面でグッと成長します
そして活動にも活気が出てきます
さてどんな曲をやるか…
楽しい悩みではありますが頭フル回転です
そろそろ冬の足音が聞こえてきましたねー、
って福引かーい