2021年3月7日(日)に開催される、「フェスタ・アスピラート2021(音楽部門)」に出演することになりました
JR防府駅前にある「アスピラート(防府市地域交流センター)」で毎年開催されているイベントで、例年は入場無料で3階の音楽ホールと1階の市民スペースでいろんなジャンルの音楽やダンスなどが披露されるのですが、今回はコロナの影響で無観客、動画配信(YouTube)という形になります
防府ウィンドシンフォニーとしては2020年10月の防府市民音楽祭に続いて2度目の本番になるので、前回よりもパワーアップした演奏をお聴かせできるよう、目を目玉おやじ以上に血眼にしてがんばります
フェスタ・アスピラートで演奏する曲はまだ決まっていませんが、ホルストの「第1組曲」を合奏しました
アルトサックス奏者さんは毎回音色がどんどん良くなってきててビックリです
木胴のスネアドラムは部活に置いてあるようなスチール製のスネアドラムと違って、温かみのある音色でクラシック音楽には特にしっくりきます
そして今回初めて、練習の最後の30分間を「アンサンブルの時間」にしてみました
合奏ばかりだと日本の小中高の授業のスタイルに似て、指揮者から演奏者への一方通行になりがちです
今回初めてやってみて、一人一人が主体性を持って、いかにも「音楽してる」感が増してきて大成功です
みんなそれぞれ「あーしましょう」「こーしましょう」と言い合って、会話も弾んでめちゃ楽しそうです
30分じゃ時間が足りないくらいです
選曲と楽譜の調達もひとまずメンバーにフってみたところ、自分の楽器とは関係のないアンサンブルの楽譜まで用意してくれるメンバーもいて感動です
やっぱりアンサンブルは楽しくて良いです
ちょっと演奏者同士のディスタンスが近かった点の反省もありますが、また次回も「アンサンブルの時間」をやってみようと思います
フェスタ・アスピラートでやる曲を悩んでいると、トランペット少年から
「鬼滅の刃の『炎(HOMURA)』か『紅蓮華』は?」と言われて、さらに「う〜ん」と悩んでしまいました
その時流行ってる曲をやるのは、お客さんウケも良くて演奏する方もワクワク感MAXで良いのですが、半年後には「もう古い」となることがほとんどです
例えば今、「ありの〜♪ままの〜〜」とかやると、
「なんで今それ??」となってしまいます
つまり楽譜もほぼ「使い捨て」となってしまうのです
日本中に山ほど眠ってる、もう二度と演奏されることのない「マツケンサンバ」の楽譜をまとめて供養してあげたいです(チーン
良い曲なので流行るのですが、数年後にはただ「懐かしい」となり、10年後の中高生には「そんな曲知らなーい」となってしまいます
極まれに、10年後、20年後も生き残る曲がありますが、映画やドラマやアニメのタイアップ曲は特に、そうならないことの方が多いです
決して流行曲やJ-POPを否定しているのではなくて、その時輝いてる曲をやることはそれなりに意味のあることで、もちろん「アリ」だと思います
が、できれば楽団のライブラリーとして何度でも使える曲の楽譜を揃えたいところです
あと吹奏楽の編成で演奏するのに向いてる曲、向いてない曲もあります
あ、自ら選曲のハードルを上げてる…
聴く人の楽しみ、演奏者の楽しみ、技量、楽団の編成、音楽の未来、たくさんの要素をバランスとりながら楽譜を選ぶのはホントにむずかしいです