ひとつ本番が終わってフぅ〜、と落ち着きたいところですが、日常の楽しみとして楽器をたしなむ人達にいつもワクワクを届けるために、前進あるのみ!れっつらごー!
の防府ウィンドシンフォニーです
と言ってはみたものの、11/1(日)は練習がお休みでした
年に何回か、ひと月に日曜日が「5回」ある月がありますが、その場合どこかの週を1回お休みにすることにしてます
楽団の見学を考えていらっしゃる方、11/8(日)以降の練習にぜひ来てくださいね
というわけで次の日曜日は年に数回の練習お休みサンデーなので、今回は新曲についてのお知らせです
次回の練習日11/8(日)に、第1回コンサート(自主公演)候補曲の楽譜を新しく追加で1曲配布します
「サンバ・エキスプレス」という曲です
この参考演奏は楽譜を配ってすぐにレコーディングした感じでちょっとイマイチな部分も多いですが、こんな感じの曲です
「あー、ポップスの方ね」と思った人もいるかも
第1回コンサート候補曲の楽譜を、現在3曲配布していますが、クラシック2曲、ポップス1曲、という内訳になっています

全曲クラシック曲でコンサートをやるような楽団もありますが、吹奏楽は幅広いジャンルの音楽を演奏するのが醍醐味の一つなのと、音楽や吹奏楽にあまり馴染みのないお客様や、より多くの方々に楽しんでいただくためにも、防府ウィンドシンフォニーではポップス曲もコンサートに取り入れていこうと思ってます
この「クラシック」「ポップス」という言い方は、便宜上使わざるをえないので使ってますが、本来はあまり良い言い方ではないです

例えば、B.アッペルモントが今年発表した新曲が「クラシック」
デューク・エリントンの100年くらい前のジャズ曲が「ポップス」
に分類されるなんて、「時系列、逆じゃね?」って感じですよね
「クラシック」という言葉は日本語に強いて訳すなら「古典」という感じでしょうか
『今年できた曲がクラシック(古典)??』てなことになってしまいます

他にも、オーケストラのために作曲された曲を吹奏楽用に編曲したものを「アレンジ物」、吹奏楽の編成のために作曲された曲を「オリジナル曲」なんて言い方をすることもありますが、もはや一般人にはさっぱり伝わらず、伝えたところで「だから何なん?」と言われたり、ややこしい言い方になってます
そもそも音楽をジャンル分けすること自体にそんなに意味はないのですが、
『だいたいこんな音楽よ』ってことを大まかに人に伝えるために、
「クラシック」とか「ポップス」という言い方がされてます

「サンバ・エキスプレス」は、これから練習するポップスの方の、2つめの候補曲になります
吹奏楽の人気曲、やりたい曲で長年上位に君臨している「宝島」も良いのですが、ホルストの第1組曲以上に「ベタすぎ、やりすぎ、供給過剰」だったり、アルトサックス1人が活躍しすぎだったりするので、適度に全パートが活躍してやりがいのある「サンバ・エキスプレス」の方が良いかな?と思います
ちょっと曲名だけ風情がなくて「宝島」に大きく負けてますが、内容はかなり良い曲です(「エキスプレス」って…
あ、「宝島」もいつかやりたいな、と思ってますよ

で、楽譜が届きました
おとなり広島県のブレーンという会社から出版されてる楽譜です
サンバなのでブラジルのラテンパーカッション大活躍で、木管楽器の細かいリフの連続は「練習しがいがあるぅ」といった感じ
ブラスセクションの「宝島的な」soliもあります
はい、全体に『ムズい』です
パートにもよりますが、たぶん宝島よりムズいです

でもチョー楽しい曲です
第1回コンサートまで時間はありますので、先にムズい曲は配っておいた方が良いだろうという、心優しき選曲です
『え?心優しい人はそんなムズい曲なんて選ばない??』
あー、ちょっと電波が悪くて聞こえません

『ふん、そんな曲なんぞ、1回の練習で仕留めてみせるわい』
という譜読みに自信のある方、お待ちしております
譜読みに自信のない方、1年以上かけてゆっくりとさらっていきましょうね
シンコペーションが多用されるポップス曲の、リズムの取り方の良い練習にもなります

コンサートの選曲については楽団員の希望や意見も尊重していきますので、
『入団時のアンケートに書きそびれた!チッキショー』という方も、いつでもやりたい曲などお知らせください
会ったときに言ってもらっても、LINEでも、オルゴールBGM付き感動お手紙でも、テレパシーや念で送ってもらってもかまいません

あ「念」を感じる…
なになに『フィリップ・スパークの「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」がやりたい…』?
「お客様の送られた『念』は、現在届いておりません…ツーツー…」

いやいや、どんな難曲だろうと大曲だろうと構いませんので、
「編成が…」とか「人数が…」とか「難易度が…」とか考えずに、まずは憧れのあの曲をドーンとお伝えください
きっといつか演奏できる日が来ることでしょう
もちろん楽しい曲や、易しめの曲(山口県人は「みやすい曲」とか言ったりします)でも、良い曲はありますので、そういった曲も大歓迎です

それでは「サンバ・エキスプレス」の初見大会、楽しみにしています
