2025年になってからの最初の新曲「マンボ・メドレー」の楽譜を配布しました
吹奏楽用に編曲された「マンボ・メドレー」という曲が、いろんな出版社から4種類も出版されてます(海外の出版社にさらにあるかも)

金山徹さん(防府市出身)編曲のネクサス音楽出版
岩井直溥さん編曲のイワイミュージックサービス版
天野正道さん編曲のニューサウンズインブラス(ヤマハ)版

今回購入したのは日本が世界に誇るラテンバンド「熱帯JAZZ楽団」のアレンジを、さらに吹奏楽用に編曲したウィンズスコア社のシリーズから

「マンボNo.5」「テキーラ」「エル・マンボ(マンボ・ジャンボ)」「エル・クンバンチェロ」の4曲がメドレーになってます
2025年3月2日(日)の「フェスタ・アスピラート」で演奏する予定ですが、演奏時間と曲の難易度を考慮して「エル・クンバンチェロ」の部分はカットして、最初の3曲を使おうと思ってます

「マンボ(Mambo)」は1940年前後くらいに、キューバのリズム「ルンバ(Rumba)」にジャズの要素を加える感じで生まれたダンス音楽
ペレス・プラード(Pérez Prado)楽団による曲と演奏が世界的に流行して、70年以上経った今でもよく耳にします

「マンボ」はリズムの名前であり、ダンスのスタイルでもあり、音楽ジャンルとも言えるし、単に曲名としても使われます

どうしてもふざけた感じ、コントなどのお笑いで使われたり、テレビのマヌケなシーンのBGMで使われたり…

でもペレス・プラード(1916年〜1989年 メキシコ出身)はたぶん大マジメに「マンボ」を作曲して演奏してたんだと思います
曲名の「マンボNo.5」は、クラシックの作曲家の「交響曲第5番」とかと同じようなつもりで付けたと思われます(←「マンボ第5番」)

「マンボNo.5」は曲としてあまりにも有名ですが、
「『No.5』ってことは、他の番号のマンボもあるん?」と思う方も多いと思います

あります
ペレス・プラードの「マンボNo.8」は、「マンボNo.5」ほどではありませんがそこそこ有名です
大マジメにやってるけど笑ってしまう演出
「5」と「8」以外のマンボもあるのか調べたけど、どうやら1番から順番に作ったのではなさそう
曲中「Seis!(セイス!)Cinco!(スィンコ!)」と掛け声が入ります
スペイン語で「Seis」は「6」、「Cinco」は「5」

他にペレス・プラードの有名曲では「闘牛士のマンボ」「セレソ・ローサ」
加藤茶(ドリフターズ)の「ちょっとだけよ〜」のバックで流れる「タブー」
フジテレビのお昼の番組「ライオンのごきげんよう」で1991年〜2002年までテーマ曲として使われた「マンボのビート」などなど
聴いたことある曲も多いと思います
レナード・バーンスタイン(1918年〜1990年)は1954年初演のミュージカル「ウェスト・サイド・ストーリー」の音楽を作曲してますが、その中で当時まだ新しいジャンルだった「マンボ」を取り入れてます
「マンボ」や「サルサ」もっと大きく「ラテン」と言われる音楽を演奏する時は、キューバのパーカッションが加わるのが特徴(ブラジルの音楽もラテンと言われるけど、使われる打楽器はまったく違います)

「コンガ」「ボンゴ」「ティンバレス」の3つは、キューバ由来の音楽の中心的打楽器
「(ラテン音楽の)三種の神器(さんしゅのじんぎ)」とも言われます

「コンガ」と「ボンゴ」を逆に覚えてる高校生(パーカッションパートじゃない吹奏楽部員)に怒られたことがあります

「大きいのが『コンガ』で、小さいのが『ボンゴ』だよ」
って言うと、
「なに言ってるんですかー!大きい方が『ボンゴ』ですよー」
「…」

たぶん大きいから「ボンっ(ゴ)」、小さいから「コンっ(ガ)」
ってイメージで、間違えて覚えたと思われる…

ティンバレス用のスティックはドラムスティックよりも細くてまっすぐで、先端に「チップ」がない菜箸(さいばし)みたいなのが使われます

お弁当にお箸を入れ忘れた時は、コレで
普通のドラムスティックでティンバレスを叩くと、音が大きすぎてコンガやボンゴと音量のバランスが合わないからだと思われます(あと、ゆるく握れるのでダブルストロークのフィルイン(アバニコ)が入れやすい)
スティック飛ばしまくり(真ん中に予備のスティックたくさん置いてる)
マンボなどを演奏するラテンバンドではさらにドラム奏者(ドラムセット)も加わることがほとんどなので、ホントに打楽器たちが大活躍

さらにいろんな小物打楽器を、パーカッション奏者が演奏します

「クラベス」「カウベル」「ギロ」「マラカス」などなど

吹奏楽でポップス曲をやる時、打楽器はドラムが1人いれば成立する曲も多いです

なので打楽器のメンバーがたくさんいる場合、人があまるような状態に…

ラテン音楽は打楽器奏者がたくさん必要なので、吹奏楽部や吹奏楽団でやるのにもってこい
つまり普通のポップス曲よりも吹奏楽との親和性が高いわけです

トランペット界のボスとも言われて超人的な高音域の演奏で有名だったメイナード・ファーガソン(1928年〜2006年)は、若い頃ペレス・プラード楽団に参加していた時期がありました

ペレス・プラード楽団の当時の録音で時々聴かれる超絶ハイノート(高い音)は、ファーガソンのトランペットだったりします
Shake(シェイクという奏法)を超高音域で多用するファーガソンのスタイルにみんな憧れる
マンボで一番ふざけてると思われがちなのが、曲中に出てくる「あ〜〜っ、うーっ!」とかの掛け声

いろんなパターンの掛け声があって、それを聴くのも楽しいです
明石家さんまが時々言う「う〜〜っ、マンボ」っていう掛け声は、たぶんないと思います

「マンボ」は見ても聴いても楽しすぎて「マジメな音楽の真逆」なので、ふざけた感じでとらえられるのかも

お客さんがついついニヤニヤして聴いてしまう「マンボ」ですが、やっぱりみんな大好きで大人気の音楽

3月2日(日)の「フェスタ・アスピラート2025」まで練習時間は少ないけど、楽しんでもらえるようがんばって練習します

その前に2025年2月11日(火祝)にはアスピラート1階市民ギャラリーにて「第8回アンサンブル・コンサート」がありますので、そちらにもぜひお越しください
