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恋とマシンガン

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全体合奏の終了後、フリッパーズ・ギターの1990年の曲「恋とマシンガン」を金管アンサンブルで練習してました

自分で曲を選んで、ちゃんと編曲された楽譜を探して調達して、素晴らしい

フツーのことに思われるかもしれませんが、選曲と楽譜の調達がちゃんとできる人、ほとんどいません(実はむずかしくて大変なのです)

「好きな曲や知ってる曲をあげる」だけなら誰でもできますが、その曲のやりたい編成用の楽譜を探したり難易度やKey(調性)をチェックしたり

そうすると思ったように「使える」楽譜は、見つからない場合がほとんどです

やっと見つけた楽譜を買おうとしたら絶版になってて入手不可能だったり…

そこで他の編成用の楽譜を流用したり、ちょっと書き換えたり

いろいろやってみても人様に聴いてもらえるレベルまで作りあげるのはかなり難しく、時間と手間もかかることに気づきます(お客さんナシで楽しむのならテキトーな感じでやればいいですけど)

楽譜は「配られるもの」と思ってる人には、能動的に振る舞う人の苦労は伝わらないものです

がんばって楽譜を準備しても、ちっとも評価されず文句ばっかり言われてガッカリするのはよくあること

「恋とマシンガン」には1965年のイタリアの泥棒コメディ映画「黄金の七人(Sette uomini d’oro)」のテーマ曲から引用されたフレーズが、けっこーそのまま使われてます

TV番組の効果音などでもよく使われる

「黄金の七人」で音楽を担当したアルマンド・トロヴァヨーリは同じイタリアの映画音楽作曲家でもニーノ・ロータやエンニオ・モリコーネほど有名ではありませんが、かなりの数の映画音楽(たぶん300作以上)を作曲してます(イタリア人ですが作風はジャズのスタイルを多用)

アルマンド・トロヴァヨーリ(1917年〜2013年)

1965年頃ならモダンジャズ最盛期、アメリカ以外の国にもジャズという「新しい」音楽が入って来て世界中で旋風を巻き起こしていた時期でしょう

曲中、スキャット(意味のない歌詞『♪ダバダバ♪』とか歌うヤツ)で対位法的なフレーズをジャズに織り交ぜて歌ってるのは、1962年にパリで結成されたア・カペラ・コーラスグループ「スウィングル・シンガーズ」の影響だと思います

「黄金の七人」のテーマの歌手たちはスウィングル・シンガーズほど上手くスキャットが歌えてませんが、決して下手なのではなくてスウィングル・シンガーズが上手すぎると言った方が正しいと思います

(映画などのスタジオレコーディングは楽器でも歌でも、その日にその場でもらった楽譜をすぐに録音したりするし)

「これホントに人の声?」と思うほど驚異的な歌唱力のスウィングル・シンガーズ(リズム感や各パートのバランスも完璧)

「恋とマシンガン」も「黄金の七人」もTV-CMやドラマ、いろんな場面で今でも使われることがあるので「聞いたことある」って人も多いと思います

ちなみに「黄金の七人」を元ネタにしたと思しきアニメが「ルパン三世」で、主演のロッサナ・ポデスタはまさに峰不二子

半年後のアンサンブルコンサートで「恋とマシンガン」がどんな仕上がりになるのか、楽しみ

その半年後に開催する「第8回アンサンブルコンサート」ですが、日時が変更になりました!

2025年2月11日(火祝)

に変更になります(会場や開演時間は変更なし)

秘技!マレット逆さ持ち

先日の第7回アンサンブルコンサートのプログラム(パンフレット)の裏表紙で「次回予告!」としてお知らせしてある日時が変更になったので、それを見て1月26日(日)に来てしまうお客様がいないかちょっと心配

さて、9月29日(日)にルルサス防府2階多目的ホールで開催される「ほうふ市民活動フェスタ2024」の本番まであと1ヵ月

次回の練習にはフルートとアルトサックスのエキストラ奏者さんが参加していただけそうで、どんな音を聴かせてくれるのか楽しみ

楽団に興味のある方、見学はいつでもお気軽にいらしてください

お待ちしてます

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