妄想爆裂ブログが好評かもしれない防府ウィンドシンフォニーです(あは
実在しない空想上の楽団なのでは?と言う都市伝説が巷でささやかれていますが(いない??)、ちゃんと毎週しっかりと練習しております

まだ少ないメンバーで活動しておりますが、出席率はすこぶる良いです
仕事や学校やプライベートが忙しいにもかかわらず、みんな日曜夕方には楽しそうに楽器を持って来てくれます
10/25(日)の本番が終わると、開催日未定の第1回コンサートに向けての練習に戻ります
お問い合わせも増えてきて、楽団に興味を持っていただける方がコンスタントに来ていただけるようになりましたので、第1回コンサート(自主公演)もそろそろ計画できそうです
いろんなやり方がありますが、吹奏楽団が陥りがちなどちらかと言うと自己満足的なコンサートではなく、聴いていただく方に(身内が出演していなくても)本当に楽しんでいただける内容にしていきたいと思っています
「演奏会なんて初めて聴く」という方も、吹奏楽どっぷりのちょっとマニアックな方にも、どちらにも楽しんでいただけるようなコンサートを作るのはなかなか難しいですが、しっかりと準備して自主公演のデビューを果たせればと思っています

おっとその前に防府市民音楽祭でのデビューが控えているのでした
「天空の城ラピュタ・メドレー」と「明日があるさ」の2曲も、順調に仕上がってきてます
向上心のある素晴らしいメンバーに恵まれて、少人数とは思えないサウンドがしてきました
「明日があるさ」のジャズのアーティキュレーションにも少しずつ慣れてきて、クラシック寄りの演奏を得意とするメンバーも表現の幅が広がってきています
吹奏楽は音楽のジャンルが多岐に渡るので、演奏する方も大変です
タンギングや、音の最後の処理一つ取っても、いろんなやり方があって奥が深いです
そうなんです!楽器演奏はなんでも便利でお手軽な現代の風潮とは真逆の、地道で時間が掛かって激ムズな世界なのです
それでも生楽器が廃れないのは、それだけ出てくる音楽が素晴らしいから、ということに他なりません
ネットもテレビも、というか電気すら普及してなかった100年前と、ほぼ同じことを同じ楽器を使ってやってるものなんて、世の中にそうそうないですよね

メンバーのヴィンセント・バックのトロンボーンの刻印をアップで撮影してみました
バックの楽器のベル刻印は時期によって微妙な違いはありますが、100年近くほぼ同じデザインが踏襲されています
ただの工業製品的な刻印ではなくて、ハンドメイドの楽器にふさわしい、何度見ても飽きない優れたデザインです
最近のヨーロッパのメーカーの、テレビ映りを気にしたようなデカめの刻印デザインよりも、(アメリカのメーカーの)バックの刻印の方が趣味が良くて素敵です(と言ってもVincent Bachさんはハンガリーからアメリカに渡った人ですが)
42ベルは「これぞトロンボーン」といった豊かな響きがします(もちろん奏者も素晴らしいんですけど)

楽団への「入団届」というものを用意していて、入っていただく方に書いてもらっているのですが、その裏面がアンケートになっています
やりたい曲、やりたい企画や得意技、必殺技などを記入してもらうようになってます
いろいろと楽団の活動に提案をしてくれるメンバーもいたりして、これまでに「曲を合奏する前に基礎合奏をしたい」とか「アンサンブルをやりたい」ということを書いてもらいました
その中で「アンサンブルをする」というのは楽団にとってすごく良いことですので、ぜひ取り入れたいと思います
年間を通して全体合奏と並行してアンサンブルもやるのです(現在、全員揃ってもアンサンブル状態ですって?その通りですけど)

世界中どこでも、優れた楽団ほどアンサンブル活動が盛んです
年に1〜2回(楽団内でいいので)アンサンブルの発表の機会も設けたいです
同族楽器のアンサンブルや、木管、金管、打楽器の垣根を越えたアンサンブルなど、形態も様々なものがあります
指揮者なしで音楽を作る喜びも得られて、全体合奏にフィードバック(演奏技術が還元)される、素晴らしい経験になります(全体合奏での演奏も上手くなるので一石二鳥)
人数が少なければ少ないほど、緊張感や責任感が増していきますが、演奏のレベルアップにアンサンブルほど向いているものはありません
仲間内の演奏の「癖(くせ)」も掴めてきますし、コミュニケーション能力も上がりますし、結果的に仲良くなって楽団がより楽しくなる、という良いことずくしなので、やるしかない!
先のことをいろいろと書いてしまいましたが、10/25(日)の本番まであと2回の練習、楽しくがんばって良い音楽を作ります
見学希望の方、本番前でも大丈夫ですのでいつでも来てくださいね〜
