梅雨が明けて夏真っ盛りの中、防府ウィンドシンフォニー主催の「第7回アンサンブルコンサート」を無事に終えることができました
防府市文化協会さん、アスピラートのスタッフさん、そしてご来場いただいたお客様、ありがとうございました
本番前日の土曜日に練習できるのは、コンディションを整える点でもとても良い
のですが、前日になってもまだ譜読みができてないチームもチラホラ
みんな練習不足が否めない状況…
「一人あたり、参加できるのは3チームまで」というルールを、もっと厳格にするべきだったか?
とは言え予定が合わなかったりで出演できなかったメンバーも多くて、一人3チームまでだと全体のアンサンブル数が少なくコンサートにならない
なので一人が4チーム、5チーム、とたくさん出演せざるを得ない状況に
結果、練習不足に拍車をかけて本番を迎えるという流れに陥ってしまった…
6月の本番の日時が決定したのが遅くて、次の7月のアンサンブルコンサートまで1ヶ月もない中で本番を迎えたのも準備不足の原因(みんな、ごめんね〜)
本番のスケジュールを組むの、難しいです
嘆いていても本番はやってくるー
司会も入れて、前日にゲネプロ(Generalprobe=通し稽古)をやりました
衣装以外はすべて本番通りに行います
全体を通すことで初めて見えてくる問題点、必ずあります
なので「1回目の本番」と思ってゲネプロに臨むのは、良い心がけ
楽譜(譜面台)の裏側や、並び方など、見た目だけでも気になる点だらけ
お辞儀やチューニングや出だしの合図など、大人数の吹奏楽ではやらないことばかりで、戸惑うメンバー
そういう不慣れなことをたくさん経験して、ワンランク上の奏者になってほしい
学校の吹奏楽部でもアンサンブルは冬にちょっとだけやるか、アンサンブルコンテストに出演しない部員は全くやらないということも
なので吹奏楽を長年経験してきた人でも、アンサンブルに不慣れな人はたくさんいます
そして本番当日、会場の「アスピラート 1階 市民ギャラリー」にてリハーサル
楽譜(譜面台)の裏側がバラバラでやっぱり気になるので、黒いシートをこの後用意
司会もキッチリ台本を作ってリハーサル
ハキハキ喋れて、安心して聞いてられる2人
アンサンブルで一番難しいのは「選曲(と、楽譜の手配)」
そのメンバーに合ってて、お客さんにも楽しんでいただける良い曲で、編成も難易度もちょうど良い楽譜なんて、滅多にありません
インターネットで調べやすくはなったけど、今でも一年中良い楽譜を探し続けてます(あらゆるところにヒントがあります)
流行ってるものも、なぜ流行ってるのか?をふまえてザックリでも知っておくと、選曲に生きてきます
(芸能事務所などが仕掛けた商業主義の流行は、すぐに廃れていきます)
何十年も定番で優れた音楽の優れた楽譜もありますが、そういう曲はだいたい難易度高めです
さて!本番当日の午前中リハーサルの後、お昼ごはんでパワーチャージして、本番スタート
トロンボーン三重奏という編成は、防府ウィンドシンフォニーでは初めて
ジブリ映画『天空の城ラピュタ』から「君をのせて」を演奏しました
続いてトランペットとテナーサックスの三重奏で、ディズニー映画『アラジン』から「ホール・ニュー・ワールド」
トロンボーンとユーフォニアムの三重奏で、ジブリ映画『ハウルの動く城』から「人生のメリーゴーランド」
フルートとテナーサックスの二重奏で、大貫 妙子のインストゥルメンタル曲「アーニャ」
トロンボーンとカホンの三重奏で「2人でお茶を」
「ただいまより、15分間の休憩です」
後半の1曲目はインドネシアの民族音楽「ガムラン」を、トランペットとパーカッションの三重奏で
フィンガーシンバル(アンティーク・シンバルとかクロタル(Crotale)とも言う)を初めて使いました(↑コレと同じフィンガーシンバル)
ユーフォニアムとテューバの二重奏で、中島みゆきの「糸」
トランペットとドラムセットの二重奏で、ベニー・グッドマンの「シング・シング・シング」
テナーサックスとトロンボーンの二重奏で、YMOの「ビハインド・ザ・マスク」
最後にルネサンス〜バロック期の作曲家ウィリアム・ブレイドの「5つの宮廷舞曲」を演奏
今回も池田豊防府市長にご来場いただけて、一緒に記念撮影 パシャ
今回のMVPはトランペットとユーフォニアムの新メンバーでしょう(忙しい中、しっかり準備して本番に臨む姿勢が素晴らしかった)
音楽は段取り(準備)がすべて
ちょっとの練習で本番こなすことや、アドリブでなんとなくテキトーにやれるのをカッコいいと思ってるとしたら、そんなの大間違いです
半年後に向けて、早く選曲してチームを組んで楽譜を手配してたくさん合わせましょう(6ヶ月なんてアッという間)
アンサンブルは年間通して練習しますが、もちろん大編成の吹奏楽での本番も同時にやっていきます
東京スカパラダイスオーケストラの「Paradise Has No Border(パラダイス・ハズ・ノー・ボーダー)」
2016年頃なので8年くらい前の曲になりますが、珍しくずっと人気が続いてる曲(もう定番曲と言って良さそう)
メンバーがこの曲のフレーズを時々演奏してるのも耳にするので、みんな好きそう(楽譜はまだ届いてない)
https://www.youtube.com/watch?v=OBXorG94e9s
↑「オーメンズ・オブ・ラヴ」は吹奏楽ポップスとしてもド定番曲
1985年の曲なので、40年近く吹奏楽で演奏され続けてる超人気曲
「スーパー・マリオ・ブラザーズ」の吹奏楽版(ニュー・サウンズ・イン・ブラス)の楽譜が出版されたのが2010年
こちらも楽しくて良いアレンジに仕上がってるので、吹奏楽の定番レパートリーになってます
↑これらの曲をやるかどうかまだわかりませんが、候補曲として8月から練習する予定
9月と10月あたりの小本番の詳細(何分間くらい演奏させていただけるか?出演できないメンバーがいるか?etc…)がわかり次第、過去にやった曲も含めてプログラムを決めていきます
10月上旬に毎年開催されてる「天神まちかどフェスタ(ほうふ市民活動フェスタと同時開催)」は、今年はルルサス防府の外壁工事が入るそうで、例年と違う形になるそう
屋外のステージ(わっしょい広場)が使えない??
今年は「ほうふ市民活動フェスタ」として、屋外ではなく2階の「ルルサス防府 多目的ホール(室内)」で演奏させていただけることになる??30分間もやらせてもらえない???
まだ詳しいことは決まってないようです(日時は2024年9月29日(日)です)
その他10月には楽団として初めての試みの本番が入るかもしれなかったり、秋は不確定要素が多すぎ〜
メンバーが所属する学校の部活の全国大会とも日程が重なりそうで、それも不安
ミニコンサートでも準備に数ヶ月かかることが理解されないのは仕方ないとして、「見込み」で練習しておかないととても間に合わない〜
まぁ、あまりナーバスにならず、新しい企画を楽しんでワクワクの気持ちで準備していこうと思います
楽団の活動とは関係ありませんが、ぼく(西山)がトランペットで出演するコンサートのお知らせです
片倉温泉 昼下がり「ラテンコンサート」
2024年8月3日(土) 14:00スタート(13:00かも?)
会場:片倉温泉くぼた 宇部市大字西岐波5345番地 TEL:0836-51-9259
http://www.katakura-spa.co.jp
入場料(参加料金):1000円(コーヒー付き)
トランペット、ピアノ、パーカッション2人、ヴァイオリン、オカリナという豪華編成バンドで、ラテンポップスを中心とした楽しいプログラムのコンサート
「マンボNo.5」ペレス・プラード
「エル・マンボ(マンボ・ジャンボ)」ペレス・プラード
「テキーラ」チャック・リオ
「ボラーレ」ドメニコ・モデューニョ(ジプシー・キングス)
「マシュ・ケ・ナダ」ジョルジ・ベン(セルジオ・メンデス)
「想いあふれて(Chega De Saudade)」アントニオ・カルロス=ジョビン
「マンボ・イン」マリオ・バウザ
「コーヒー・ルンバ(Moliendo café)」ホセ・マンソ・ペローニ
「島唄」宮沢 和史(THE BOOM)
「情熱大陸」葉加瀬 太郎
「風になりたい」宮沢 和史(THE BOOM)
もちろんコンサートの前後で天然温泉に入るのがオススメ(入浴料700円)
人里離れた温泉地にでも来たような、素敵な雰囲気の温泉です
防府ウィンドシンフォニーに興味のある方、ぜひ8月からの練習に見学に来てください〜♪