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旅立ちの日に

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メンバーに学校を卒業する人やあの世へ旅立ちそうな人はいないのですが、来年3月の本番での候補曲「旅立ちの日に」の楽譜を配布しました

卒業ソングの定番曲になっていますが、作曲したのは埼玉県秩父市の中学校の音楽の先生です
卒業生へのプレゼントとして作った曲で、その後近くの学校から口コミのようにじわじわ広まって、今では日本中で歌われている奇跡のような曲です

作詞はその時の校長先生で、ウソ偽りや誇張のない美しい言葉が並べられています
1991年に作られて、たぶん2000年くらいから一気に広まったようで、平成になって生まれた方は学校で歌ったことや聴いたことがある人も多いと思います

今年リニューアルオープンした防府市公会堂を、練習室として初めて利用しました
楽屋や控え室として使う用の部屋ですが、楽器練習にも使えます

通路の壁など白色が多用されていて、明るく清潔感があります
スタッフの方もとても親切で、事務的で冷たい対応をされるようなことがなく、気持ちよく使わせていただけます

「公会堂」という名前のつく施設は、改装やリニューアルする時に建物名を変更されることが多く、全国的にも貴重になってきました
変なカタカナのホール名よりも言葉の響きが好きです

すみだトリフォニーホールができる時に小澤征爾さんが「トリフォニーなんて意味不明な言葉は使わないで『すみだホール』の方がいい」と言っていましたが、まったく同感です
変な造語は海外の人から見ても滑稽でしかありません(すみだトリフォニーホール関係者の方、ゴメンなさい)

大阪市中央公会堂(中之島公会堂)

初めて「公会堂」という名前が使われた建物は、大阪市中央公会堂(通称:中之島公会堂)だそうで、1918年に竣工(100年以上前!)、2002年には国の重要文化財に指定されていて、現在でもコンサートなどで使われています

「日比谷公会堂」(1929年竣工)も有名で現存しますが、老朽化や音響面、他にたくさんホールができたことから今は演奏会では使われていません

日比谷公会堂

ご年配の方には政治演説、学生運動、安保闘争、暗殺、といったイメージがついて回るのも、「公会堂」という名称が使われなくなった理由の一つかもしれません

防府市公会堂は1960年に建設されたそうで古い感じはずっとありましたが、建設当時の良さを損わない大規模改修がなされていて、素晴らしいと思います

ホールのロビーはこんな感じ

客席を1600席から1388席に減らしたようで、ぎゅうぎゅう詰め感が減るのも聴く人にとって良いことです
音響面も以前より良くなったとのことなので、いつかこのホールで演奏できる日が来るのが楽しみです

1号室は楽屋利用を前提とした部屋なので、たくさんの鏡や洗面台もあります
演奏する自分の姿が鏡に映って、我ながら惚れ惚れするメンバーもいたかも??

楽器を演奏する姿は、妙なポーズを取るよりもよっぽど絵になるので、よく「フツウに練習してて」と言って写真を撮ります

大人数になるとちょっと狭くて天井も低いのが気になるかもしれませんが、防府市内で使える練習会場をまた1つ見つけられて良かったです

合奏ではブレスの重要さを少し話しましたが、ブレスコントロールについてはあまりにも奥が深くて、また目に見えないものな上、非常に繊細な部分もあるので難しいです

よく「息のスピードを〜」と言う人がいますが、息のスピードとか圧力というのは漠然としていて伝わりづらく、勘違いされやすい項目でもあります
ブレスの量が絶対的に足りていない人が多いのは事実ですが、だからと言って「とにかくたくさん吸え」と言うのはちょっと乱暴な言い方で、良い音につながらなかったり、間違った方向に奏法が向いてしまう危険性もあるので要注意です

ブレスの意識に疲れ果てて伊之助になったトランペッター

そんな奏法についてのマジメなレッスンもやりつつ、楽しく練習しております

次回12/27(日)は2020年最後の練習になります
吹き納め、叩き納めになる方も多いと思われますが、世界を見渡しても2020年ではなかなか活動できた方の楽団になりました

もちろん年末だろうと年始だろうと楽団の見学はいつでもお待ちしていますので、お気軽に来てくださいね

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