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音楽の祭日?

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「音楽の祭日(Fête de la Musique)」という、世界規模で行われているイベントがあることを知りませんでした

発祥はフランスで、1982年から毎年「夏至(げし)」の日を中心に開催されてます

「音楽はすべての人のもの」という趣旨のもと、ほとんどが無料で聴けるライヴやコンサート(音楽ジャンルも様々

つまり庶民のための音楽イベントなのです

1789年のフランス革命によって貴族が滅びたフランスは、現在でも庶民が強い国(政治家やどこかのトップの人が高級車に乗ったりすると、すぐ批判されるそう)

お上(行政)の言うことにはとりあえず何でも従ってしまう日本とは真逆

「音楽の祭日」は2002年頃から関西を中心に日本でも広まっていて、今後もっと盛り上がるかもしれません

山口県では「音楽の祭日 in うべ」として、宇部市文化創造財団が渡辺扇(わたなべおう)記念会館で開催しています

渡辺翁記念会館(宇部市)

それに防府ウィンドシンフォニーも今年初めて出演させていただけることになりそう!

なのですが、日程的にどうしても出演できないメンバーが複数人いてビミョーな状況…

みんな仕事や学校やプライベートにいろいろと忙しいし立場もあるので、全ての本番に出演できなくても仕方のないことです

大人数が必要な演奏形態「吹奏楽」の宿命

とは言え一人の力が大きくて重要なので、一人が出演できるかできないかによって演奏できる曲や、そもそもイベントに参加できるかどうかまでもが変わってきます

果たしてどーする?

まーどうなるかわからんけど、なるようになるさ(と、楽観主義

ペッパーミルかと思ったらスレイベル(Sleigh Bell)

ちなみに2024年の夏至は6/21(金)ですが、「音楽の祭日 in うべ」は2024年6月30日(日)の開催が決定してます

「日時をズラせませんか?」とお願いしてみましたが、会場や他の出演者の都合もあって難しいとのこと(しゃーない

その前に5/26(日)には「道の駅きららあじす」でのミニコンサートがありますが、お手伝いで出演いただくテューバ奏者さんが練習に参加してくれました

上手な人は座り方が美しい

今回で2度目の出演で、前回(3曲)の倍!6曲のプログラムにもかかわらず初見で全曲サラっと吹きこなしてくれます(音色、リズムの安定感、フレーズのグルーヴ感が素晴らしい

頼りになるわー

最近打楽器の充実ぶりがスゴい(小物中心だけどー)防府ウィンドシンフォニー

新たにサスペンデッドシンバル(Suspended Cymbal)を導入
(今まで使ってたヤツ、ちょっとヒビ入ってたし…

定価54450円!(1枚でよ)高級〜

18インチ(直径 約46cm)はサスペンデッドシンバルでは標準的な大きさ

サスペンデッドシンバルはドラムセットのクラッシュシンバルで代用されることが多いですが、これはオーケストラや吹奏楽での使用を見据えて専用に作られたサスペンデッドシンバル(いぇーい

サスペンド(Suspend)って「吊るす」という意味で、本来は上から吊るして使うシンバルらしい

ズボンを「吊るす」サスペンダー

で、上から吊るす用のシンバルスタンドが存在するのですが、かなり大きくてかさばる

毎回練習に打楽器をせっせと運ぶ楽団にとってはキビシいので、シンバルを下から支える(コンパクトにたためる)フツーのシンバルスタンドを使います

シンバルの真ん中の穴を革紐で吊るすか小さいパッド(フェルト)で支えるかの違いなので、ほんの数cmの違い、とあとは支える素材の違い?

「そんなに違いある?」と思われそう

ですが、上から吊るす用のシンバルスタンドはスタンド自体がわずかにシナって余韻に表情がついたり、音色や表現で優位性がありそう

そういった部分をフツーのシンバルスタンドだと妥協せざるを得ない…ぅ

↑コレが本来あるべきサスペンデッドシンバルのセッティング(でもあんまり見かけない

シンバルの世界三大メーカーは「Zildjian(ジルジャン)」「SABIAN(セイビアン)」「PAiSTe(パイステ)」ということになってるそう

今回初めて「SABIAN(セイビアン)」のシンバルにしてみました

ジルジャン社はシェアも歴史も圧倒的で、なんと17世紀(日本だと江戸時代初期)からシンバル作ってるそう

シンバルの歴史=ジルジャンの歴史と言っても過言ではありません

トルコ(と言うか当時のオスマン帝国)でシンバルを作ってましたが、20世紀になってアメリカに移っているので現在はアメリカのシンバルメーカーと言っていいと思います

西洋と東洋の境目

シンバルは製法がホントに「秘伝」的な部分が多いのか、ヤマハなどの大楽器メーカーでも今だに参入できてません

ただの金属の円盤、とは言えないめちゃめちゃ凝った作り方でできてるんだと思います

日本のシンバルメーカー「小出(こいで)」

SABIAN(セイビアン)はジルジャンに比べると最近のメーカー(1981年創業)ですが、ロバート・ジルジャンというジルジャン家一族の子孫の一人によって作られたシンバルメーカーです

兄のアーマンド・ジルジャンとケンカ別れして、弟のロバート・ジルジャンがカナダで作ったシンバルメーカーが「SABIAN(セイビアン)」

なのでジルジャン家の系譜を継いでるシンバルメーカー、と言えます

家族や兄弟の揉めごと、お家騒動って世界中どこでもありますね

貴乃花とも若乃花とも知り合いじゃないけど、兄弟は仲良くしてくれないと悲しくなります(おまえは誰じゃ??

吹奏楽のポップス曲の出版社「ロケットミュージック社」も、「ミュージックエイト社」創業者の息子兄弟がケンカ別れしてできた会社です

SABIAN(セイビアン)初代社長のロバート・ジルジャンは、自分の子どもたち3人

Sally(サリー)
Bill(ビル)
Andy(アンディ)

の頭文字から取って会社名を付けたのだそう
(Sa Bi An)

ロバートは2013年に亡くなって、現在のSABIAN社は末っ子だったアンディ・ジルジャンが社長です

ジルジャン、SABIAN、どちらももちろん様々な種類のシンバルを作ってますが、ものすごくザックリ言うとジルジャンは柔らかい響きで、SABIANはやや硬質できらびやかな音色、ってイメージ?

またはジルジャンは伝統的(保守的?)、SABIANは比べると革新的?

今回導入したサスペンデッドシンバルも、叩いてみると反応が良くてキラキラした明るめの音

吹奏楽で使うのになかなか良い気がする(次回の練習で叩き初め お楽しみに

ちなみにPAiSTe(パイステ)社は1901年にロシアで創業→ポーランド→ドイツ→現在はスイスにあるシンバルメーカーです

PAiSTe(パイステ)社のシンバルはジルジャンともSABIANとも違う、透明感のある独特な音色が魅力

防府ウィンドシンフォニーは打楽器以外にもお貸しできる楽器がいくつかあります

どれも古かったりボロかったり安ーい楽器だったりしますが、クラリネット、ホルン、トランペット、トロンボーン、ユーフォニアムのお貸しできる楽器の用意があります

お気軽にお問い合わせください

お待ちしてます♪

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