防府ウィンドシンフォニー 第3回アンサンブル・コンサートを無事に終えることができました
ご来場いただいたお客様、ご協力いただいた防府市文化協会さん、快く同時開催していただけた画家の石川近利さん、アスピラートのスタッフの方々、本当にありがとうございました

絵が展示してあるとなりの小部屋で、午前中から音出しさせていただけました
控え室があって良かった〜

アンサンブルは人数が多い場合は特にですが、メンバーがそろわないと当然合わせることができません
1回1回の練習が重要で、というか1分1秒の大切さを身をもって感じます

とは言えみなさん、仕事に学校にプライベートに楽団以外の音楽活動にと大忙しな方たちばかりなので、どうしても合わせができないまま時が過ぎていきます
アンサンブルは選曲やチーム編成なども含めて、あえて自発的に動いてくれるのを待ってる部分もありましたが、みなさんスロースターターなので今後はもうちょっとサポートしていこっかな

音楽は奥が深いので「完全に仕上げて本番」なんてことはありません
「今回は完全に仕上げた〜」とか本気で思ってる人は、理想が低いか向上心の少ない人ということになります

理想が高すぎて、自分の作品のほとんどを生前に破棄したポール・デュカス(1865〜1935)のような作曲家もいますが、それはさすがにもったいないオバケです(残ってたとしたらすごい価値ある芸術作品なのに
ある程度の時期を見計らって人前に披露することで、さらなる成長を遂げることもよくあるので、どこかのタイミングで本番を迎えるのはある意味良いことです

今回の本番に向けてコソ練をしてたメンバーも
コソ練は素晴らしいです(「コソ練」という言い方がなんだか『やましい練習』のようですが、そうではありません

「アイコンタクト」や「雰囲気」や「空気」を感じ取って、数人で音楽を作り上げていくアンサンブルは素晴らしいです
大人数の合奏ばかりやってると、「人」対「人」で合わせていく感覚が薄れていきます

お互いの音を聴き合うことこそが重要です
コンサート1曲目は高橋悠治「パレスチナのこどもたちのかみさまへのてがみ」

防府ウィンドシンフォニーで「現代音楽」を演奏するのは初めて
「現代音楽」なんてジャンルを括ること自体おかしな話ですが、難解な曲ではなくシンプルでメッセージの込められた音楽です

2曲目は坂本龍一の1980年の曲「Thatness and Thereness」
テクノとは真逆にあるような生楽器による、哲学的な音楽
ギャラリーという空間に合ってる演奏でした

3曲目はYOASOBIの2021年の曲「怪物」
YOASOBIはSpotifyで2021年に海外で最も再生された日本のアーティストにもなったそう

4曲目は同じくYOASOBIの「ツバメ」
こちらも2021年の曲で、NHKなどでもたくさん使われています
メンバーにもYOASOBIが大人気なよう

プログラムの最後はディズニーの1992年の映画「アラジン」から「フレンド・ライク・ミー」
ビッグバンドジャズ風、というかベニー・グッドマンの「シング・シング・シング」の雰囲気にかなり影響された曲です
アンサンブルとしては多めの10人編成で、ビッグバンドぽいサウンドになってたかも

なんとまさかの「アンコール」をいただき、全員焦る
もう一度「フレンド・ライク・ミー」を、今度は立って演奏しました

イスが足りなくなるほどたくさんのお客様に来ていただけて、うれしいかぎりです
池田豊 防府市長や山口県議会議員の方にもご来場いただけました(ご挨拶もできずに失礼しました

7/17(日)は練習お休みです(月に5回日曜日がある場合、どこか1日をお休みにすることにしてます)ので、次回の練習は7/24(日)になります
ひさしぶりにG.ホルストの「第一組曲」や「セドナ」などの「防府ウィンドシンフォニー 1stコンサート(2023年開催?)」用の曲、または今年10月〜11月の小本番用の「新曲」を合奏するか、どうすっべ?

アスピラートあたりに素敵なフルート奏者さんと素敵なホルン奏者さんがいることが発覚(しかもメンバーの後輩や同級生だったりもする
「再来週、お待ちしてます!」と強引(コンプライアンスギリOK!?)なお誘いをしてみる
防府ウィンドシンフォニーにはホルン、ユーフォニアム、トランペットなど、お貸しできる管楽器も少しあります
ぜひお気軽に見学にお越しください♪
