10月の本番にも出演していただいたトランペット奏者さんが、めでたく入団となりました

防府ウィンドシンフォニー自慢のトランペットセクションが、さらに強力に
全国トップクラスの吹奏楽強豪校への進学を考えてるそうで、学校の吹奏楽部以外にもいろんな経験を積むのはとても良いこと

秋の2つの本番を終えて、2週間ぶりの合奏
ルロイ・アンダーソンの「そりすべり(Sleigh Ride)」をやりました
ちょっと早いけど冬の曲、って感じですね
馬車の鈴(ジングルベル)や「パカラッ、パカラッ」って聞こえる馬の蹄(ひづめ)の音(ウッドブロック)など、情景が浮かんでくる効果音が楽しい
馬をムチで叩く音は「スラップスティック(whip=むち)」という打楽器で表現します
曲の最後で馬(トランペット)が「ヒヒ〜〜ン」と鳴いた後、ムチが1発「ペシッ!」と入って曲を閉じるのですが…
この曲初めて練習するので、間違えて3発もムチをお見舞い

「馬じゃなくて、トナカイじゃないの?」
説もありますが、特にサンタクロースが出てくる曲という訳ではない

イメージ的にはそりに乗ったサンタクロースですが
そんなトナカイの鳴き声は?
えー!低音(てゆーかブタさん?)
馬(ヒヒ〜〜ン)とぜんぜん違うやん(知らない方がいい現実??)
馬の鳴き声はトランペットの「ハーフヴァルヴ(半ピストン)」と「シェイク」を組み合わせた感じで表現
↑の動画だと「第3ピストンだけ半分押す」って言ってますね
ぼくは2と3のピストンを「上、3分の1」くらい押さえてシェイク(右手を前後に揺さぶる)すると、やりやすいです
楽しいのでトランペットセクション全員でやることに

12月に楽団初!の新企画
「クリスマス・ソロ・コンサート 第1夜〜第3夜」を開催します(カラオケ音源を使用)

メンバーから「なんで3回やるんですか?」という質問が
理由:年末はみなさん忙しい

例えば1回だけにして「12/20(土)に開催します」って言ったら、
「その日、ダメなんですー」というメンバーがいる可能性大

3回やれば忙しいメンバーも含めて全員がソロ・コンサートに(少なくとも1回は)参加できるでしょ
という理由で3回やります(納得のいく演奏できなくても、最大であと2回リベンジできるよ)

カラオケ音源じゃなくてピアニストさんとやれるのが一番いいけど、20曲も30曲も弾いてくれてしかも上手なピアニストさんなんてなかなかいない(あと、合わせる時間もない)
という訳で今回はカラオケ音源を使ったコンサート
何度でも合わせられる(練習できる)のも、カラオケ音源の良さ

楽器を演奏する上で、人と合わせることが上達するのは間違いなく「アンサンブル」
(基礎合奏ではありません←基礎合奏信者の吹奏楽人、いい加減気づけ)
そして個人の技量のレベルアップをするためには、やっぱり「ソロ曲」を人前で演奏するのが一番(もちろんプレッシャーかかりますよ)

吹奏楽団や吹奏楽部でソロ・コンサートなんてやろうとしても
「全員分の選曲と楽譜の調達が大変すぎる」
てな感じで、ソロ・コンサートやるところなんてなかなかない

そこで防府ウィンドシンフォニーの真骨頂
「お膳立てが完璧(自画自賛)」
今回は「課題曲」として、全員分のソロ曲の楽譜と伴奏音源をそろえてみました

そして「勝手に曲決めないで」という人のために「自由曲」としてもう1曲やってもいいですよ、というコンサートに
課題曲はミュージックエイト社の「とっておきのソロ」というシリーズの楽譜から

カラオケ音源付きの楽譜は国内外でたくさん出版されてますが、吹奏楽で使われる楽器がほぼすべて網羅されてるのが驚き
https://www.music8.com/user_data/SDseries.php
なんとテューバ、バスクラリネット、バストロンボーン(!)、鍵盤打楽器の「専用のソロ楽譜」まであるんです

ウィンズスコア社から似たような「めちゃモテシリーズ(ネーミング ダサ)」という楽譜が出版されてますが、テューバ、バスクラリネット、鍵盤打楽器までは網羅されてません(←コチラは曲数多いので、自由曲選びにどうぞ)
そしてミュージックエイト社の「とっておきのソロ」シリーズの良い点はさらに「楽譜(編曲)と音源のクオリティが高い」
CD音源付きの楽譜でよくあるのは、電子音っぽい無機質な伴奏音源
「とっておきのソロ」シリーズの伴奏音源を一通り聴いてみましたが、ピアノのかなり上手い人が実際に弾いた音源が使われてます(←これって、なかなかない)
そして録音もいい感じ

ピアニストの名前はどこにも書かれてませんが、たぶんほとんど同じ人が弾いてるように聴こえます
(ジャズ風の曲だけちょっとイマイチ、だけどまずまずのデキ
たぶんクラシック音楽をしっかりちゃんと勉強したピアニストさん)

有名じゃなくてもピアノがすごく上手い人って、いるんでしょうね(実は高名なピアニストだったりして)

1曲ごとに別々に出版されてるので、10数曲が入った「CD音源付きの曲集(本)」とかに比べると割高に感じますが(1曲で 1,100円〜1,320円)、質が高いのでオススメです
さっそくピアノ音源に合わせてシロフォン(木琴)ソロで、Mrs. GREEN APPLEの「青と夏」を合わせてみる

楽しすぎて踊り出すメンバー
tuba奏者さんや、他のメンバーも音源に合わせて練習

たぶんみんなの感想は、
「音源、待ってくれない…」

そりゃそーだ
でも何回でも合わせられるよ

「審査して、優勝者に賞品出してください」って人も
そんな楽しいアイディア出してくれるメンバーは大好きです
(え〜、ハーゲンダッツくらいでいい?)

初めての試みはどうなるか?
12月の「第1回 クリスマス・ソロ・コンサート(第1夜〜第3夜)」が楽しみです

