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トランペットフェア開催中

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楽団の活動とは関係ありませんが、山口市の「三好屋楽器店」と、6/5(木)〜は防府市の「タマシゲ楽器店」で「トランペットフェア2025」が開催されてます

壮観!なんと15本のトランペットが試奏できる

初日の5/31(土)に1日署長(警察か)1日アドバイザーでお店にいましたが、入荷楽器が前回のブログで紹介したものから少し変更になってます

Schilke(シルキー)「i33」MLボアのMベル、ふくよかで透明感ある音色が素晴らしい

シルキーのB管は「i33」のみで、「i32(MLボアのMLベル)」は入って来ませんでした(すみません)

試奏したAさんの感想「息の入り方やピストンの感じとか、バックとぜんぜん違う!」

確かに、優しく息を入れる中高生や女性奏者にも合ってるように思えました

Schilke(シルキー)C3HD、LボアのMベル

今回の目玉商品の一つ!シルキーC管の最新モデル「C3HD」

軽すぎない吹奏感と、存在感のあるサウンドがGoodでした

シルキーの別モデルのC管「S22CHD」よりも、こちらの方が人気あるよう

山口市は吹奏楽以外にもオーケストラ(管弦楽団)がいくつかあるので、C管も欲しくなる人多そう(オーケストラではC管がよく使われます=上級者向けだけど、曲によっては断然吹きやすい)

山口大学管弦楽団のトランペット奏者さんがご来店

「秋にシベリウスの交響曲第2番で1st吹くんです!」と気合い十分

美しい音色でいろんなトランペットを試してました

やや肉薄のゴールドブラスベルに、金メッキ仕上げが美しい

C管がもう1本、ドイツB&S社の「Challenger II 3136TC」ソロ奏者として活動するフランス出身のティエリー・カンス氏のモデルが入荷してる!

音色、吹奏感とも抜群で、店員のHさん他いろんな人が「今回、コレが一番いい」と言ってました(「B管じゃないんか〜い」って声が聞こえそう)

ティエリー・カンス(Thierry Caens 1958年生まれ 小林旭じゃないよ

金メッキは銀メッキと違って真鍮(しんちゅう)に直にメッキしにくい(めっきノリが悪い)ので、通常は下地として銀メッキを一度かけてその上から金メッキをします

ということで銀メッキのトランペットは後から金メッキを施すことが可能なのですが、その金額なんと70万円以上するようになってます(金メッキ代だけで)

なので↑のB&SのゴールドC管、定価80万円越えだけど実は超お買い得

金(ゴールド)の高騰が止まらない…

ちなみに純金(24Kゴールド)の1グラムあたりの価格推移(ざっくり)

2000年 1000円
2010年 3500円
2020年 7000円
2025年 16000円(さらに上昇中…)

メチャクチャや〜(コメ…ガソリン…裏社会を牛耳る悪いヤツが儲けてる?)

トランペットのマウスピースに金メッキを後がけする場合、数年前は数千円でできたけど今は2万円以上するそうな(ひゃー)

金(ゴールド)のフルート、もう買えない??

ドイツB&S社の上位モデル「チャレンジャー2」のB管は入ってこなくて、「チャレンジャー1」が2本入荷

イエローブラスベルのラッカー仕上げと、ゴールドブラスベルの銀メッキ仕上げ

こちらもいろんな人が「吹きやすい」と評判良く、山口市の中学生トランペッターさんも気に入ってました(親からOK出てるのに、買ってもらうのを遠慮してる優しいお子さんでした)

↑予定通り入荷したバックの180ML37、東京交響楽団元主席奏者の佐藤友紀さん選定品

期待通りの良い楽器で、バックにしては軽めの吹奏感、高音域も楽でした(シリアルナンバー(製造番号)79万番台でした)

低音域がちょっとまだ鳴りにくかったけど、吹き込んでいけばだんだん鳴ってきそう

↑はバックのゴールドブラスベル、180ML37GB、銀メッキ仕上げ

こちらはゴールドブラスらしく豊かで厚みのある音色

バックらしい「バリっ」としたサウンドは、大人数の中で吹いた時にその良さを特に実感できます

ヤマハのトランペットはフェアじゃない時でも試奏できますが、他メーカーと同時に吹き比べできるのはやっぱりうれしい

どの楽器もクセがなく吹きやすい

個人的には「YTR-850GS」という、上から2番目のランクの1本支柱の楽器が吹きやすく感じました

山口市の「大内吹奏楽団あ〜べんと」のトランペット奏者さんたちが続々とご来店!

楽器にマウスピースに、いろいろ試していただきました

みなさん演奏レベルが高い

イギリスのデニス・ウィック社のクラシック・シリーズ「4」という型番を、2人が気に入る

結構カップが深いけどリムがフラット気味な形状ということもあって、高音域もなぜか吹きやすい不思議なマウスピース

調べたら「4」はロンドン交響楽団の元主席トランペット奏者ハワード・スネル氏(Howard Snell、1936年生まれ)が開発に協力した、デニス・ウィックの中でもちょっと特別なマウスピースのよう

昔は金メッキの質が悪くて評判を落としたデニス・ウィックだけど、最近のものはメッキも上質

わずかなミスはあるけど、ライヴの熱量スゴくて驚異的な演奏の「Year of the Dragon」

ハワード・スネル氏はシルキー(Schilke)のE♭ソプラノ・コルネットの開発に携わったり、また1992年ヨーロッパ・ブラスバンド選手権でブリタニア・ビルディング・ソサエティ・バンドが優勝した時の伝説的なP.スパーク「ドラゴンの年」の指揮もしてます

↑デニス・ウィックのMP使ってるアルバムジャケット

49才の若さで亡くなったロイ・ハーグローヴ(Roy Hargrove 1969年〜2018年、グラミー賞を2度受賞)も、デニス・ウィックのマウスピースを使っていた時期があるよう

ジャズ、ラテン、ファンク、ヒップホップ、ソウル、R&B、ゴスペル、とジャンル分けできないほど幅広い音楽性の持ち主で超人気者でした

ロイ・ハーグローヴ作曲の人気曲(演奏も本人)
「ストラスブール / サン・ドニ(Strasbourg / St. Denis)」

そして!大内吹奏楽団あ〜べんとのAさんが、デニス・ウィック「4」をお買い上げ

Aさん「この後の練習で、もう1人のメンバーにドヤる」

深みのある音色が素敵なマウスピース

いいマウスピースに出会えて、おめでとうございます

背中でドヤるAさんと、気にしないTさん

↓楽器に詳しいHさんにも、いろいろとたくさん試していただきました

大内吹奏楽団あ〜べんとは練習が土曜日の夜で防府ウィンドシンフォニーと丸カブリなのでなかなか難しいですが、ぜひまた遊びに来てください

トランペットフェアとは何の関係もないけど、クランポンから2023年に発売された「ポケットクラリネット Prodige」

という楽器がお店にありました

↑こー見えて、実はバストロンボーン奏者さん(何でも吹ける人)

マウスピースはフツーのBクラのが使えて、こどもにもちょうど良いサイズで、指で穴を押さえて吹く

楽しそうな楽器

樹脂製ではなくて、高級なグラナディラ材(アフリカにしかない貴重な木)が使われてるのに定価33000円とお安い

メーカー(クランポン)は「D管」って言ってる

けど、実音の「G(ゲー)」から1オクターブ(と、もう一つ上の「A(アー)」)の音が出るから、「G管」て言うべきなんじゃないかな?(謎)

山口県出身の小林 愛実(こばやし あいみ)さん

お店のピアノでショパンのソナタ第3番とかエチュードを弾いてるお客さまがいて、2021年ショパンコンクール4位の小林 愛実さんのコンサート(山口市民会館)に夕方から行くそうな

「下関から電車で来た」そうで、聞いたら高校の後輩(しかも吹奏楽部の打楽器3年生)

コンクール自由曲はベルト・アッペルモントの難曲「ブリュッセル・レクイエム」をやるそうで、がんばれ〜

開店から閉店まで、気づいたら8時間が経過!あっという間でした

トランペットフェア、三好屋楽器店は6/3(火)まで引き続きやってますので、山口市に近い方はぜひ

水曜日はお店がお休みで、6/5(木)〜6/8(日)は防府市のタマシゲ楽器店に同じトランペットとマウスピースたちが大移動してきます

ぼく(西山)は6/7(土)10:00〜16:00に、タマシゲ楽器店頭に再びいる予定です(その後17時〜防府ウィンドシンフォニーの練習)

ぜひお気軽に楽器、マウスピースを吹きに来てください

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