6月12日(日)に行われる「道の駅 きららあじす」でのミニコンサートに向けて最後の練習でした
屋根はあるのですがほぼ屋外のような場所で演奏するので、天候が気になるところ
今のところ天気予報はなんとか雨が降らなさそうな気配ですので、みなさまぜひお越しください
チケットなどはなくて、誰でも無料でお聴きいただけます
お客様用の椅子もご用意いたします
11:00に始まって、30分くらいのコンサートになります
演奏する曲は、
「I Can’t Turn You Loose」
「銀河鉄道999」
「明日があるさ」
「アンパンマンのマーチ」
「茶色の小瓶」
「アンダー・ザ・シー」
を予定してます
吹奏楽というと野外で演奏することも多いように思われてそうですが、実際には外で演奏するのにはあまり向いてない楽器が多いです
軍楽隊をルーツとする形態でもあるのでパレードでの演奏を見かけることもありますし、自衛隊や警察や消防の音楽隊というのも各地にあります
木管楽器は水に濡れると楽器にダメージを受けやすく、またクラリネットやピッコロ、オーボエ、ファゴットなど管体に「木」が使われている楽器は温度や湿度の変化に弱く、ヒビが入ったり割れてしまうこともあります
「夏の甲子園で吹奏楽の野球応援をよく見かけるけど?」
甲子園球場のスタンドは、真夏だとおそらく気温が35度以上になることはザラだと思います
長時間に及ぶ灼熱の環境での演奏は、かなり対策をして臨まないと楽器が大変なことになってしまいます
「木」ではなく「ABS樹脂」でできたクラリネットを使うことも多いです
ABS樹脂はプラスティックのような材質で、温度や湿度の変化に強く、安価で加工しやすい合成樹脂です
通常のクラリネットに使われる「グラナディラ」という天然の高価な「木」に比べると、音色の面ではどうしても劣ってしまいますが、デリケートなグラナディラよりも格段に強くて、そこそこ良い音がします
「プラ管」という呼び方をする人も多くて、ちょっと「安物」みたいなイメージが付きまといますが、野外での演奏では特に重宝されてます
打楽器もパレードなどで歩きながら演奏する場合は、肩や体に固定できるそれ用の打楽器を使います
普段コンサートなどで使う打楽器のほとんどは、歩きながらは演奏できないのです
ちなみに金管楽器は土砂降りの雨の中でも、演奏できないことはありません
楽器よりも「楽譜」の方が、濡れると困ったことになりそうですが
あ、ユーフォニアムとテューバは土砂降りの雨だとベルの中に水が溜まってきてしまうか!
そんな訳で現代の「吹奏楽」は、どちらかと言うと「軍楽隊」よりも「オーケストラ」に近い形態になっています
トランペットをやってると言うと、
「やっぱり川原とかで練習するんですかー?」
と何度も聞かれたことがあります
「(するかボケ)」
なんてことは1ミリも思ったり顔に出したりせず、
「あー、たまに川原とかで練習してる人いますねー」
とお茶を濁した返しをするのはぼくだけでしょうか…
性格の良い演奏者のみなさんは
「ピクニックみたいで楽しそうですねー!」
と言うようにしましょう