活動

2nd、3rdはいらない!?

投稿日:

以前にアマチュア吹奏楽団のクラリネット奏者さん(大人)から、合奏の休憩中に

「2ndクラリネットって、ぶっちゃけいらないじゃないですかー」

と言われたことがあります

練習風景の写真と文章は、なんの関係もありません(^^)

最初はなにかの冗談とか、なんか意図があってそういうことを言ってるかと思って聞いてると、どうやら本気でそう思ってるよう

驚きました

曲によって1stクラリネットだったり、2ndクラリネットだったり、3rdクラリネットだったりとパートが変わるけど、1stクラリネット以外は存在意義が薄い(もっとヒドい言い方でしたが)のでやる気が出ないとのことでした

メロディを吹くのは楽しいけど、伴奏(←メロディ以外のことをそのように言ってました)はツマラないんだそう

そこそこ楽器経験年数のある方でしたが、あまり上手な方ではありませんでした

「2ndクラリネットもすごく重要ですよ」

と言っても、

「いやいや、そうは言ってもどちらかと言うと1stの方が大事ですよね〜」

「1stも2ndも3rdも、本当に対等ですよ」

「じゃあどうして上手な人が1stやるんですか〜?」

(…不毛なやりとり)

「…そろそろ休憩終わるみたいですよ」

どの楽器もどのパートも役割は違いますがそれぞれ重要で、いらないパートはありません

優れた曲や優れた楽譜ほど、より無駄な音がないです

小学校の金管バンドとかに楽器を教えに行くと、こどもたちは

「知ってるメロディは演奏してて楽しいけど、ただの伸ばしの音や刻みの音はつまんない」

とはっきりと言います(メロディ以外は覚えるのも遅いです)

小学生くらいならそう思っても仕方ないし、それでいいと思います

中学生くらいになると、メロディ以外の音の重要さやかっこよさがだんだん理解できてくるようで、

「(むしろ)そっちの方が好き」

とか言ってきたりします

「サッカーはフォワード、バンドはヴォーカル以外ありえない!」

とか言ってる人がいると

「その考え方、ダサくね?」

となってくるのです

大人でも、自分のこどもが吹奏楽部で楽器を始めることになると、

「チューバとかはブーブー伴奏ばっかりやらされるからやめときなさい」

とか言う残念な親もいたりします

こどもよりも親の方がレベルが低いですよね

自分が希望する楽器になれなくて号泣してる中学1年生を何度か見たことがありますが、嘆くことはありません

それぞれ個性は違いますが、吹奏楽の中の楽器はどれも本当に素晴らしい楽器たちです

イマイチな楽器なんて一つもありません

号泣してる人には、

「ホントにその楽器やりたかった?親とか周りにいろいろ言われて、あとなんとなくイメージ的にいいと思っただけじゃない?」

と言ってあげたいです

楽器によって多少の向き不向きはありますが、どの楽器がその人に向いてるかなんて数年やってみないとわかりません

そういうのとは別の話ですが、吹奏楽のアルトクラリネットやEsクラリネットのパートは、大人数がいる楽団でも奏者がいないまま演奏されることがよくあります

「全部のパートが重要で対等とか言ってますけど、アルトクラはいらないんですか?」

はい、きたー(ケンカ腰の人〜

吹奏楽の楽譜は曲として音楽として、と同時に(曲によってはそれ以上に)教育現場で使われることを念頭に作られているものが多いです

規律を守れる人間になるのに音楽を学ぶのはすごく有効な手段なので、世界中の学校で歌や楽器演奏が取り入れられてます

日本よりも海外の方が、子供に音楽を習わせることが多いようにも思えます

常識や社会のルールを守れる人間に成長するためには、受験のための勉強よりも音楽の方が向いてると思います

吹奏楽の楽譜はどれもほとんど同じ編成で作曲されているのは、学校などで全員が均等に学べるためでもあります

「この曲には、この楽器の楽譜はないよ」

ということを少なくするため(もある)です

で、アルトクラリネットやEsクラリネットは、曲によってそもそもパートが(楽譜が)あったりなかったりするビミョーな立ち位置にいるのは事実です

Esクラリネットのソロがあったり、アルトクラリネットの重要パートがある曲もありますが、

「いなくても演奏上(音楽上)問題ない」楽譜も多くあります

学校などでEsクラやアルトクラを常に演奏する人がいる場合への「配慮」として、楽譜が(パートが)含まれていること(も!)あるのです

なので教える側の人は楽譜の選択や楽器の割り当ては、かなり慎重にするべきです

そうしないと、

「自分って、必要なのかなぁ?」

という、人格否定に近いような状況を生み出しかねません

Esクラリネットやアルトクラリネットほどじゃなくても、吹奏楽の中には楽器によって、パートによっては存在意義を感じにくくなることが、特に小中学生くらいだとありがちです

曲によって多少のムラはありますが、重要じゃない楽器(パート)は本当にありません

そもそも1st、2nd、という呼称がよくないような気もしますが(1st(=1番!)、2nd(=1番より劣る)みたいに思ってしまいがち)、いまさらその呼び方は変えられないので、変な平等主義がなくなる世の中になることを祈って、オシマイ

-活動
-, ,

関連記事

天神まちかどフェスタ2022

ほうふ市民活動フェスタ2022(天神まちかどフェスタ)での本番を無事に終えることができました 事前の準備から当日までたくさんお手伝いしていただいた防府商工高校の生徒さんと先生方、防府市市民活動支援セン …

鮮烈デビュー飾る

楽団のはじめての本番である、防府市民音楽祭での演奏を無事に終えることができましたつたない演奏ではありましたが、聴きに来ていただいた方々、ご協力いただいたご家族や友人の方々、主催者の方々、スタッフの方々 …

ラフマニノフ

週に1度の練習ですが、30分間はアンサンブルの練習を集中的にやります そのアンサンブル練習を全体合奏の「後」にやる週と「前」にやる週を、交互に設けてます 学校や仕事などで遅れて来るメンバーが、全体合奏 …

吹奏楽で使うチューナー

音合わせに便利な「電子チューナー」を持ってる方は多いと思います(「チューニング・メーター」というのが正式な言い方らしい) 『電子』って付けなくてもいいか…(メトロノームは「電子」じゃないカチカチ動くヤ …

ルロイ・アンダーソン

クリスマス時期によく耳にする「そりすべり(Sleigh Ride)」を初めて合奏しました 真夏に冬の曲〜 アメリカの作曲家ルロイ・アンダーソン(1908年〜1975年)は「短くて軽いオーケストラ曲」を …

スポンサーリンク

アーカイブ

カテゴリー

スポンサーリンク サウンドハウス
スポンサーリンク
スポンサーリンク
サウンドハウス
スポンサーリンク