本番を一つ無事に終えて、次なるコンサートに向けて新曲2曲の楽譜を配布しました

スティーヴィー・ワンダーの「Sir Duke(サー・デューク)」
と、「君の瞳に恋してる」
「君の瞳に恋してる」はフランキー・ヴァリというアメリカの男性シンガーの1967年の曲がオリジナル
ですが、いろんな人にカバーされまくってて、1982年のボーイズ・タウン・ギャングのヴァージョンが一番有名
「20世紀にアメリカのテレビやラジオで最もオンエアされた100曲」ランキングで、5位だそうです

「SIr Duke(サー・デューク)」の邦題は「愛するデューク」になってるけど、「Sir」=「愛する」ってなんか違和感
かと言って「Sir」を何て訳すか?って聞かれたら確かにムズい
ミュージックエイト版の楽譜を購入しましたが、編曲がイマイチでちょっとダサい(わかってて選んだけど
でも適度に難易度低めのアレンジなので、演奏はしやすいです

「Duke(デューク)」はデューク・エリントンのこと
1974年に亡くなったジャズ界のレジェンドをトリビュート(追悼)してスティーヴィー・ワンダーが作った曲です

人が亡くなってこんなにハッピーな曲になるなんて、日本では絶対になさそう
アメリカ南部の黒人の多い地域(ニューオーリンズとか)のお葬式は、棺を抱えた遺族が墓地まで讃美歌(ゴスペル)などを歌って故人の死を悼みながら歩きます

そして埋葬後は街をパレード!
トランペットや太鼓を打ち鳴らして歌ったり踊ったり

「自由を奪われた黒人奴隷にとって、死は祝福の時」
魂の解放と、その先の将来を祝うんだとか

日本人だって自分が死んでしんみりお葬式されるよりかは、楽しくやってほしいと思う人は結構いるかも
「Sir Duke(サー・デューク)」で際立つ打楽器はカウベル!

今までLP社の「LPA900」という、木のグリップ付きの小さいカウベルを使ってましたが、ちょっと音が軽い(のと音程が高すぎる)のもあって、ついに本格的なカウベルを購入

Gon Bops(ゴン・ボップス)社の「GON-AACAMP」(専用ビーター(バチ)も付いてた)
フュージョンバンド「ウェザー・リポート」にも参加してたパーカッショニスト、アレックス・アクーニャが監修したカウベル

カウベルと一口に言っても、用途や種類がたくさんあります
ラテン音楽で使うものだけでも「パイラベル」「ボンボベル」「カンパナベル」「チャチャベル」「ティンバルベル」「マンボベル」など(呼び名も様々
ドラム奏者がドラムのバスドラやスタンドにマウントできる「クランプ(固定金具)」が付いたものもありますが、これはクランプなしのハンドカウベル(ボンゴベル=カンパナ)
叩く方の反対の手の指や手のひらでミュートしたりできるので、音色や表現が多彩
2つを比べてみると…
だいぶデカい!そして重い

でもいい音します
開口部(マウス)の大きさは3倍以上違うかも
新しいカウベルは練習日の翌日に届いたので、次回の練習で初お目見えです

ラテンパーカッションの楽器はアメリカのLP社やドイツのMEINL(マイネル)社のものがメジャーで種類もたくさん出てます
アメリカのGon Bops(ゴン・ボップス)社はハンドメイド色が濃くて、LPやMEINLよりちょっと高級?ってイメージ

LPやMEINLの楽器は今はほとんどがタイ製(Made in Thailand)ですが、Gon Bopsのカウベルは台湾製でした

さて
楽団内でバンド結成の動き

いろんな楽器をこなすマルチなプレーヤーが、実はたくさんいるよう
エリック・クラプトンの「Layla」をやりたいそうで、がんばってください

自分に何の才能があるかなんて、やってみないとわからない
いろんな楽器や、歌や、音楽以外にもチャレンジするのはとても良いこと

「自分は〜には向いてない…」なんて決めつけないで、恥ずかしがらずに何でも挑戦してみましょう

もちろんいきなり上手く演奏できる訳ありません
楽器も音楽も奥が深いので、何年やっても何十年やっても…難しいです

でも楽しい
一人で練習しててもモチベーション上がらないし長続きしないので、ぜひ防府ウィンドシンフォニーに来て一緒に楽器やりましょう

お気軽にご連絡ください
お待ちしてます
